【PR】よく食べ、よく飲み、よく遊んだプロ野球選手

~生活習慣病への懸念

yoshiaki kanemura

金村 義明

2018.07.31 Tue

左から、森遥香さん、金村義明さん、日本生命商品開発部・山城結佳さん

夏の甲子園で全国制覇を成し遂げ、その後入団した近鉄バッファローズ(現:オリックス・バッファローズ)では「いてまえ打線」の中軸として活躍。引退後も精力的に野球の取材を続けている金村義明さんをお招きし、「健康」をテーマとした鼎談を実施。現役時代の豪快な武勇伝だけでなく、引退後の体の変化、意識の変化などについて、日本生命商品開発部の山城結佳さんとフリーアナウンサーの森遙香さんがお話をうかがいました。(取材&文・平原悟/写真・村田克己)

交流戦の結果はシーズンを占ううえで重要

 本⽇は、現代ビジネスのタイアップ企画としてプロ野球解説者でありタレントとしても活躍中の⾦村義明さんをゲストにお迎えしました。金村さんは、かつて近鉄バッファローズの「いてまえ打線」の中軸として活躍し、現役引退後はプロ野球解説者のみならずタレントとしても活躍されています。

また、日本生命保険相互会社商品開発部の⼭城結佳さんにもご参加いただきます。⽇本⽣命は、今年の4⽉に⽣活習慣病等に備える保険「ニッセイみらいのカタチ 特定重度疾病保障保険 『だい杖ぶ(だいじょうぶ)』」を発売しましたが、⼭城さんはその開発などに携わった方です。

まずは野球の話から入りたいのですが、今年の野球界で注目されていることと言えば、なんといってもメジャーで⼆⼑流に挑戦している⼤⾕選⼿ですね。

⾦村 僕は現場主義がモットーで、引退した年から毎年、全球団のキャンプに行っています。大谷選手の1年目も覚えていますが、それは衝撃的でした。二刀流については一本に絞った方がいいという意見もありましたが、僕は最初から大賛成。いろんな選手を見てきましたけど、投打ともにトップクラス。あまり言われていませんが、走るのも球界一と言ってもいいくらいのスピードです。しかもイケメンで性格も抜群で、そばに行くといい匂いする(笑)。だから、彼はもう五刀流、六刀流くらいじゃないですか。

山城 ケガで戦線を離脱した期間もあったようですが、大谷選手はメジャーでずっと活躍できますか。

⾦村 スポーツ選手にとって故障はつきものですから、心配はいりませんよ。彼がトップクラスの選手であることはアメリカのファンも認めています。なにしろ彼をたとえるのに、ベーブルースという半世紀も前の伝説の選手を出すくらいですから。イチローをはじめ多くの日本人選手がメジャーで活躍してきましたが、彼はその中でも飛びぬけていますよ。

 一方、国内のプロ野球では5⽉29⽇から6⽉17⽇まで⽇本⽣命セ・パ交流戦が⾏われ、⼤変盛り上がりましたね。

山城 ⽇本⽣命は今年も交流戦全108試合の特別協賛社となり、この「日本生命セ・パ交流戦」は今年で14年⽬を迎えました。最終的にはヤクルトの優勝で終わりましたが、どの試合も⽩熱した内容になりましたよね。

⾦村 セ・パ交流戦はファンだけでなく選手も楽しみにしているんです。交流戦の優勝チームには賞金が出るから、その賞金で行う裏方さんを交えた祝勝会が楽しみなんですよ。過去14年間の通算成績を振り返るとパリーグが13回の勝ち越し、優勝11回と圧勝しています。結果を見れば、DH制で攻撃優先したパワー野球のパリーグが、細かい戦略のセリーグを圧倒しているということでしょう。

このパリーグの優勢については、私だけの持論なんですが、セリーグには阪神がいるということがあると思ってます。セリーグの選手は甲子園でいつもプレーできますが、パリーグの選手は交流戦しかシーズン中に甲子園でプレーする機会はない。プロ野球選手には甲子園に出ていない選手もたくさんいて、彼らにとってはいくつになっても甲子園のグラウンドは憧れの場所なんですよ。それで、パリーグの選手は交流戦に気合いが入るということがあると思いますよ。

 セ・パ交流戦は終わりましたが、ペナントレース終盤に向けてこれからもっともっと盛り上がっていきますよね。

⾦村 実は交流戦の成績が、シーズンを占ううえで非常に重要です。交流戦までは独走していたチームが交流戦でまったく勝てなかったら、その後も順位をどんどん落としたということが少なくない。その意味で今年は最下位だったヤクルトが交流戦で一気に調子を上げた。このままセリーグ優勝まで駆け上がる、ということもあるかも知れない。まあ、野球はシーズンが終わるまでなにが起こるかわかりませんけどね。

現役時代は、肉とビールで体を維持していた

 それは楽しみですね。話も盛り上がってきましたので、ここからは⾦村さんにまつわる「健康」についてのお話を伺っていきたいと思います。まずは現役時代の話になりますが、どのような⾷⽣活をおくられていましたか。

⾦村 僕が新人の時代は、とにかく食べたいものを腹いっぱい食べろ、逆にウエイトトレーニングはするなと言われていました。ウエイトトレーニングなんてして胸に筋肉がついたら、窮屈なバッティングになるからやるなと言われていた時代でした。その後アメリカ流のトレーニング法が導入されるようになって、試合のある日はお昼にビタミンDを含むものを食べろ、夜はガツガツ食べるなとか、アドバイスされるようになりましたが、僕だけは昔のスタイルのまま。お酒を飲んだ後はラーメンまで食べる生活でした。

山城 〆のラーメンはおいしいですよね。金村さんは現役時代、どのようなものをどのくらい⾷べていましたか。

⾦村 やっぱり肉ですね。プロ野球選手で、焼肉が嫌いな奴は一人もいませんよ。これは12球団共通しています。食べる量も普通の人がびっくりするくらいで、ステーキならロース300グラム、ヒレ200グラム、これを2回転して1キロとか。

 すごいですね。プロ野球選手と言えば、お酒もお好きな方が多い印象がありますが。

⾦村 酒はなんでも飲みますが、若い頃はビールでしたね。夏なんか練習も入れて1試合で2キロくらい体重が落ちるんですが、肉を食ってビール飲んだら、次の日はもとに戻っていましたよ。

 1日で2キロも上下するなんて驚きですね。でも、その分よく練習もされたのではないですか。

⾦村 それはありますね。特に飲んだ翌日はいつもより朝早く球場に行って汗を出せと言われていました。師匠である(故)仰木監督が、思いっきり食べて飲んで、思いっきり練習しろというタイプでしたので。僕らがそれを見て育った最後の世代だったんですよ。

山城 尊敬していらっしゃったんですね。ところで、現役時代の健康診断はどうだったんでしょうか。

⾦村 年末に球団が実施する健康診断は全員受けるんですが、プロ野球選手は健康優良児ばかりで、僕も若い頃はまったく異常はありませんでした。ただ10年目くらいから徐々に体脂肪率や血圧が悪化していきました。僕が現役最後の頃の西武ライオンズは、若い選手が多かったんで、みんなで僕の数値を回覧して笑ってましたよ(笑)。なにしろ松井稼頭央みたいに体脂肪率が7%代がゴロゴロいる中で、僕だけ体脂肪率が30%、γ(ガンマ)‐GTPも400と、みんなより0が一桁多いんですから。

引退後はじめて受けた人間ドックで9項目に問題あり

 ただ⾦村さんが現役時代のころは、世の中の健康に対する意識が今ほどは⾼くなかったですよね。引退後は生活環境も変わったと思いますが、体型や体調の変化を感じることはありましたか。

⾦村 引退してもあまり⾷⽣活は変わりませんでした。引退して解説者を目指したものの最初はあまり仕事もありませんでしたから、1日も休まず全球団のキャンプを回っていろんな方にお会いしたりしていたので、当然酒の量も増えました。しかも⾝体を動かすことはありませんから体重はいやでも増えましたね。

 それで健康に対する意識は変わりましたか。

⾦村 現役を引退したとはいえ、まだ37才でしたし、もともと健康にはかなりの自信がありましたから、肉体的にも精神的にも身体が変化しているという自覚は全くなかったですね。それだけに、はじめて献血センターで血液検査を受けたら、検査項目の全てにおいてレッドゾーンに入っていたのには驚きました。知らない間に身体がボロボロになっていたんです。

山城 ⼈間ドック受診者のうち、約90%の⼈が「何らかの異常あり」と診断されている、というデータもありますよ。

 金村さんも以前、TV 番組の企画で⼈間ドックに入ったことがあると伺っていましたが……

⾦村 最初に診断を受けたのは2012年10月でした。当時は健康番組ブームで、僕が不健康なのは業界でも有名でしたから人間ドックを受けることになったんです。その時の⾎液検査で、尿酸や中性脂肪など、合計9項⽬に問題があると診断されてしまいました。それを見て出演者が大丈夫かって青ざめるほどで、細木数子先生にもあと3年の命だと言われましたね。病院の先生にもこのままの生活を続けていたら間違いなく心筋梗塞か脳梗塞で大変なことになりますって断言されました。番組的にはおいしいけど、個人的には笑えないですよね。

山城 なにが原因だと言われましたか。

⾦村 不規則な⾷事と⼤量の飲酒、あとは⼀⽇20本以上の喫煙でした。診断結果はショックでしたが、⼀⽅で「やっぱり」という思いもあったので、まずは49歳の誕⽣⽇から禁煙することを宣⾔しました。その後、禁煙に成功したけど、翌年の6⽉に改めてテレビの企画で診断を受けたら結果は10⽉よりさらに悪くなっていた。禁煙は成功したものの、その反動で暴飲暴⾷が増えて体重が逆に15キロも増加してしまった。あれはショックでした。

 そこから、ダイエットなどをされたのですか。

⾦村 医師からは、⽣活習慣の改善をしないと命が危ないと宣告されました。孫の顔も見ていないですし、家族のためにもまだ死ぬわけにはいきませんのでダイエットに挑戦していますが、なかなか結果が出ませんね。家では家内が気を付けてくれて塩分を控えめにしてくれるんですが、仕事柄ナイターの解説をして翌朝はプロ野球番組に出たりと、時間的にも不規則ですし、仕出しの弁当も多くなる。弁当の半分を残す「半分ダイエット」にもチャレンジしましたが、正直体重の推移はあんまり芳しくありませんね。

山城 食習慣はとても大事ですよね。一般的に脂っぽい⾷事が多かったり、外食が多い場合には、⽣活習慣病になるリスクが上がるといわれています。

高脂血症と痛風発作を2回経験

 運動など身体を動かす方はいかがですか。

⾦村 引退してからの運動は、ゴルフくらいです。あと、企画で2010年に東京フルマラソンを完走したこともありました。あのときはグッと痩せたんですが、走った後に痛風の発作が起きてしまって。やはり急激な運動もよくないんですね。最近はできるだけタクシーには乗らず電車に乗って歩く量を増やすようにしています。あとはサウナですね。時間が空くとサウナでガンガン汗をかいて、水をガンガン飲んでます。

 以前にくらべてかなり健康を意識されるようになったんですね。今はどのくらいの量のお酒を飲んでいるのですか。

⾦村 今はお酒が弱くなりましたね、もうハイボール3,4杯と普通の人なみです。でもたまにスイッチが入った時は大量に飲んでいますね。この前も気がついたらワイン8本くらいあけました(笑)。月2回くらいですが、これがやっぱりよくないんでしょうね。

山城 好きなものはやめられないですよね。その気持ちはわかります(笑)。

 ⾦村さんはプロ野球選⼿以外にも交友関係が広いと思いますが、周囲の⽅で同じような状況になっているような⼈はいらっしゃいますか。

⾦村 僕の仲間っていうか、野球の先輩や僕世代はほとんど生活習慣病(笑)。久しぶりに会った球界の知⼈との話ですが、体型がすっかり変わっていて、どうしたのと聞いてみると、⾷べ過ぎ飲み過ぎや運動不⾜が原因で糖尿病の懸念が極めて⾼いと⾔われた……と落ち込んでいましたよ。僕自身、糖尿病には気をつけています。高脂血症と痛風発作を2回経験して、今も薬を飲んでいますが、痛風になって糖尿病を合併したら男として終わるぞと。それだけはなんとか阻止したいです。

山城 ⽇本における糖尿病の有病者数は約1,000 万⼈と⾔われています。また、罹患の可能性を否定できない⼈をあわせると、2,000 万⼈以上ともいわれております。

⾦村 そんなデータがあるんですか。私が知らないところで、多くの⽅が⽣活習慣病の懸念があるのかもしれませんね。

後編に続く

 

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金村 義明(かねむら よしあき)

1963年、兵庫県宝塚市生まれ。1981年、報徳学園のエースとして甲子園に春夏出場。春は、槙原寛巳(元巨人)を擁する大府と初戦で対戦し敗退するが、夏は、荒木大輔(元ヤクルト)の早実、工藤公康(現ソフトバンク監督)の名古屋電気(現・愛工大名電)など強豪を次々と打ち破り優勝。エースとして予選の初戦から全イニングを投げ抜き、4番打者としては打率5割4分5厘、2本塁打と、二刀流の大活躍だった。同年、近鉄にドラフト1位で入団し、「いてまえ打線」の中核として活躍。1995年に中日、1997年に西武に移籍し、1999年に引退。プロ通算成績は、1262試合出場、打率2割5分8厘、127本塁打、487打点。現在は、野球解説者、タレントとしてメディアで幅広く活躍中。