いま話題の「プログラミング言語を使わない」プログラミングとは何か

テックママの工作作家に聞く「親の心構え」
太田 志保 プロフィール

「プログラミング言語を用いない」プログラミング

現在の低学年向けのプログラミングツールの主流になっているのはプログラミング言語を用いないプログラミングです。

では、どうやってプログラミングをするのでしょうか?
その答えのひとつが「絵」や「ブロック」を用いたプログラミングツールです。

例をいくつか挙げましょう。ここでは筆者が実際にワークショップに用いたなかで、小学校低学年にオススメのものを並べてみます。

PETS(ペッツ) https://4ok.jp/pets/

木製の見た目を持つロボットです。

【写真】ペッツ1

ブロックを穴に差し込むことでプログラミングし、「実行」ボタンにより考えたプログラミングを試すことができます。頭の中で考えたロボットの動きと、実際のロボットの動きの違いに気づきやすいように作られています。リトライ(やり直し)しやすいのも特長です。

添付のカリキュラムは徐々に難しくなっていて、中盤からLOOPという、プログラミングならではの繰り返し処理を行なうブロックもでてきます。ちなみに、LOOPブロックを使うと掛け算を簡単に説明できます。

Viscuit(ビスケット) https://www.viscuit.com/

4歳から使える無料のプログラミングツールです。

【写真】ビスケット

iPhone、Android、パソコンなど対応機種が多いのも導入しやすいポイントです。学校などの多人数での利用に効果を発揮します。

プログラミングの前に、まず絵を描き、その絵をどのように動かすかをプログラミングします。左右に並んだふたつの丸のなかに「前の位置」と「次の位置」として絵を置きます。置き方によって、絵は上に動いたり下に動いたり、速度が速くなったり遅くなったりします。簡単な操作ですが多様なアレンジが可能なツールです。

教科内で用いるなら、図工でしょうか。

Springin'(スプリンギン) http://www.springin.org/jp/

iPadの無料アプリです。

【写真】スプリンギンであそぶ子どもたち

ゲームのなかの世界で、重力を使ったり、加速度センサーを使ったりしてゲームを作っていきます。最初はゲームに必要な物体(壁やボール等)を描きます。次に、物体の動きをプログラミングしていきます。一通り作ったら「実行モード」で動きを確認します。

レベルアップして進んでいくような本格的なシューティングゲームも作れます。動きのある絵本も作れます。こちらも教科としては図工になるでしょう。