いま、子育てママたちが「ママ友よりも育児ブログ」を頼りにする理由

その方が、話が早いんだ
現代ビジネス編集部 プロフィール

育児ブログは炎上しない?

ナナイロペリカンのブログの読者コメント欄を見ると、その言葉がよくわかる。

夫の育児参加についての悩みを書いた記事には、「うちのダンナも同じです!」という共感のコメントが70件近く書き込まれている。義父母との同居への悩みを書いた記事では、ナナイロペリカンのコメントをきっかけに、二世帯住宅の間取り変更を決意したという読者さえいる。昔であれば、“井戸端”で行われていたような会話がブログ上で行われているのだ。前出のAさんはこう続ける。

「ナナイロさんを初め、多くのブログを参考に子育てをしてきました。育児ブログというものがなければ、いまよりももっと孤独な育児に苦しんでいたと思います。本当に感謝しています」

一方、ナナイロペリカンも自分のブログに、子育ての孤独を救ってもらったと感謝している。

 

「乳児期、娘の体重が増えないのに悩んでいました。ひたすら『ミルク量と授乳回数と時間』をノートにびっしり書きながら、追い詰められて毎日不安で泣いていたんです。そんな悩みをブログで書いたところ、『大丈夫だよ、うちも同じだよ』という書き込みをいただいて本当にホッとした。私自身、ブログに救われたんです」

なぜ育児ブログなのか。それは「炎上」がおきにくいという性質ゆえ、かもしれないと明かす。

「発言小町やyahoo知恵袋は匿名性が高く、必要以上にみんな本音を出しすぎてしまって、よく炎上します。普通の子育ての悩みを吐き出しにくいんです。

ですが、子育てブログは、まずブロガーが絵なり写真なりで、自分の体験をさらけ出していることもあって、相手が見え、自制心が働くので、炎上もしにくい。私はネット社会で唯一人間味がある交流ができるのが育児ブログだなと思っています」

書き手も読み手も、共感の相手を求めている――。育児ブログが人気を集める背景には、現代の孤独な育児事情があるのだ。

いろはにちへど おかわり