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35歳男性を襲う「結婚クライシス」好きなだけ遊んだ彼らの悲劇

モテる、だから結婚できない…

モテる、だから結婚できない…

普通の男性がこんなことを言いだしたら「高望み」とバッサリ叱られるところだろう。だが遊び人の男性を見ると、一筋縄ではいかない。

例えば、先ほど証言してくれた男性はアラフォーとは思えないほど若々しい。

下手な20代より肌ツヤが綺麗で、選び抜かれたスーツでかっちりと決めている。趣味も多く、友人に囲まれている。家事もこなす。むしろ料理は得意なほうで、休日はホームパーティで得意のイタリアンを振る舞う。レストランや高級ブティックでのマナーも完璧で、話も面白い。これらはどれも遊び人として必要なスキルだからだ。そしてもちろん彼はモテる。

だが、モテるからこそ、そしてこれまで遊んできたからこそ女性を選んでしまう。当たり前だ、それだけのスキルを彼は持っている。だが一般的に、婚活において女性は30歳、男性は35歳から年齢による足切りが始まる。

結婚ではたとえどんなスキルを持っていても年齢で足切りされるのだ。25歳の女性は結婚相手に40代男性をまず選ばない

たとえその男性がどんなに素敵であっても、それは同じだ。「人からは若く見られます」という女性を見苦しいと思ったことはないだろうか。

それは女性からも同じである。若々しい体を維持していることはポジティブだが、だからといって「20代と付き合えると思っている」40代はそれだけで敬遠の対象となりうる。

しかし、普通の男性と比べて遊び人はその現実と向き合いにくい。なぜなら一晩の関係では20代の女性を落とせているからだ。

「ナンパでは若い子がいくらでも手に入るのに、なぜか婚活はうまくいかない。だがナンパでうまくいっているのだから、若い子といつか結婚できるはずだ」というのが、遊び人のまま35歳を超えた男性のロジックである。

 

35歳・遊び人の罠から逃れるために

では、35歳を過ぎて婚活難民とならないためにはどうすればいいのか。実際にかつて遊んでいたが、現在は特定のパートナーと付き合っている男性から話を聞いた。

「ナンパ師はだいったい、遊び始めるのが20代なんですよ。だからその時に遊んでた相手は20代でも同い年なんですよね。ただそのあと自分は年をとっていくのに、遊び相手の年齢は上がらないのがアレなんでしょうね。

だから、自分が年をとっていくときに女の子の年も上げていけば大丈夫なのかなって思うんです。僕は偶然30歳ごろに年上好きになって。それで若い子へのこだわりが無くなったなぁ、って思うんで」

確かに、遊び始めたときは彼らも「若い子」と遊んでいたわけではない。むしろ同い年の子とフェアにやりとりしていたはずなのだ。

あとは自分の加齢に合わせて、パートナーの年齢も上げていけば婚活で「年上すぎる」と足切りされることも減るだろう。

問題は、いま遊んでいるアラサー男性にそれを言ったところで素直に聞き入れてもらえるかどうか、ではあるが。

【参考資料】
第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_report3.pdf