遊び人男性は35歳で転機を迎える

そこでアラサーから遊んでいた40代男性への取材を試みたところ、果たして彼らは変わらず遊び続けていた。

年収アップに応じて遊び方は洗練され、女性とコンタクトを取ってから口説き落とすまでのスピードも上がっていた。

しかしライフスタイルに大きな変化はなく、朝から晩まで働いて、夜は女性を狩り続けていた。

だが大きく変わったのは、遊び人である当事者の意識だ。広告代理店に勤める40代男性は語る。

「結婚したいなと思うようになりました。(そう思い始めたのは)37、8歳くらいからですかね。同窓会で久しぶりにクラスメイトへ会ったら、子どもが小学校へ入ってるとか、中学受験の話をしていて。衝撃でしたね。いい年だし子どもが産まれるくらいは思ってましたけど、もう子どもが学校へ通う年齢なのかと。そう思ったら私ももう落ち着きたいなあ……と」

〔PHOTO〕iStock

遊び人は独身を謳歌する貴族とは限らない。むしろ、遊んでいるからこそ「いつかは純愛を経て結婚したい」と理想を抱く男性は多い

理想の女性を求めてナンパを繰り返し「やっぱりこの子じゃない」と一晩を経て放流している人もいる。理想の結婚相手を求めてさまよう「婚活」が、傍目には不誠実な女遊びととらえられていることもあるのだ。

筆者はナンパ経由で結婚しようが、結果よければすべてよし派である。だがそこで、遊び人の多くが引っかかるのは結婚相手の女性へ求めるこだわりだ。

「やっぱり、相手の顔は気にしますね。正直モデルくらいならいくらでも落とせるわけで。ある程度可愛くないと声をかける気が起きません。あとは、巨乳じゃないと無理。あとは25歳より若くないと嫌ですね。それ以上だとどうしても『おばさん』って感じちゃって。

若い子って、肌が違うんですよ。ハリがあってすべすべで。一度やるともうオバサンとは無理なんです。もう本当に申し訳ないんですけれど、20歳くらいの子は本当に体がいいので。どうしても年齢は妥協できないですね」

もちろん、若さだけが結婚相手の条件ではない。

彼はその上で結婚相手へ求める点として経済的に自立していること、会話が通じる程度に賢いこと、結婚しても家庭へ自分を束縛しないこと、などを羅列した。