写真:著者提供

「ロリータ」と「ロリコン」は全くの別物です、ていうか敵です

世界で大人気のロリータモデルが物申す

わたしのお仕事はロリータモデル兼看護師

みなさま、ごきげんよう。

ごきげんようなんていうあいさつをする方は少ないでしょうけど、やはりわたしはこんにちは、より、ごきげんよう、を使っていきたいのです。だって、カワイイから。こんにちは、は5文字で、ごきげんよう、は6文字です。1文字しか変わらなくて意味も同じならば、よりカワイイ方を選びます。ロリータにとって、カワイイは命。みなさま、ごきげんよう。青木美沙子です。

わたしのお仕事は、ロリータモデルと看護師です。とってもシンプルな自己紹介ですが、ロリータとナースのギャップに混乱される方もいらっしゃいます。でも、これは本当のことだから致し方ありません。原宿で可愛いカフェを見つけるとロリータちゃんたちとここでお茶会したいなと思うし、電車で静脈の見えない腕を見つけるとちょっと採血するのが大変そうだなと思うのです。

ためしに先週のことを振り返ってみましょうか。先週は、そうですね、気温28度の屋外で秋物のドレスを着て撮影をし、中国・広州のロリータイベントに参加してお茶会をし、看護師としておばあちゃんの血圧を測っていました。ほら、やっぱりわたしは、ロリータモデルで看護師なのです。

海外のロリータイベントで開催されたお茶会の様子(写真:著者提供)

ロリータと聞いて、あたまにぼんやり浮かんでくるイメージがありますね。ふわふわで、白くてピンクで、甘い香りがして、というように。そもそもロリータ文化というのは、華麗で優雅な18世紀のフランス文化に端を発していて、それから……続きはウィキペディアを読んでください。華々しくもゆったりとした過去の時代を愛してはいますけど、現代の良きものも取り入れていきたい。

そういうこまごました知識や概論は、別タブで開いたウィキペディアにお任せしましょう。私はお紅茶を頂きながら待っています。……と、言いたいところですが、お伝えすべき大切なことを忘れていました。最初に、ロリータを代表して、はっきりしとかなきゃいけないこともあります。

それは、ロリータとロリコンとの違いです。

ロリータの宿敵、ロリコン。ロリータとロリコンの違い、これはちょっとウィキペディアにも書いていないし、ロリータに生きるわたしの意見をここにはっきり書いておかないとなりません。ウィキペディアの別タブを一旦置いといて、こちらを向いてください。

 

ロリータと聞いてロリコンを連想したりしちゃう人もいます。ロとリが一緒だし、どちらも語源が同じだから。どちらも『ロリータ』という題名の小説から由来しています(詳しくはおなじみウィキペディアで、もっと詳しくは本屋さんで)。

だけど両者は、全く別物、異次元の存在、かけ離れた宇宙なのです。ロリータは、おフランスの文化から着想を得て、そのあと日本で独自に進化した文化です。細かい作法や決まりごともあるし、高度で繊細な技術の詰まったお洋服です。そして何より、カワイイ。そういうこともひっくるめての、ひとつの高尚できらびやかな文化。

一方のロリコン。こちらはずばり、性癖です。そしてそういう性癖を持つ人です。カワイイの欠片もない、生々しいものです。