8月 2日 陽電子の発見(1932年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アメリカの物理学者カール・デイヴィッド・アンダーソン(Carl David Anderson、1905-1991)が、宇宙線の飛跡を霧箱で観測中に、正電荷を帯びた粒子を発見しました。これはポール・ディラック(Paul Adrien Maurice Dirac、1902-1984年。イギリスの物理学者)によって仮説が提唱されていた、電子の反粒子(=陽電子)の発見であり、この観測によって反物質が実際に存在していることが初めて確かめられました。

ちなみに、アンダーソンは陽電子(ポジトロン)という名前にあわせて、電子(エレクトロン)の名称をネガトロン(直訳すると陰電子?)に変更する運動を起こしたそうですが、こちらは失敗におわっています。

【写真】カール・デイビッド・アンダーソン近影カール・デイビッド・アンダーソン photo by gettyimages