夏のボーナス・投資するならこの「超本命6銘柄」に注目すればいい

好決算の企業と値上がりのキーワード
岩本 秀雄 プロフィール

上昇を狙う4つのキーワードと6銘柄

では、どんな銘柄に狙いを定めるか。いくつかの切り口から検討してみよう。

まず、(1)旬なテーマに乗る銘柄は強い、ということ。

日経平均がこう着状態となり、主力グローバル企業が売られた6月相場でも、主力銘柄の中で逆行高、年初来高値更新となったのが電子部品の村田製作所(6981)太陽誘電(6976)

 

スマホ向けから車載用にも需要が拡大し、需給がひっ迫している積層セラミックコンデンサ(MLCC)の有力メーカーというのが見直しの材料だった。旺盛な需要を背景に値上げが急速に浸透中というから、なおも人気は持続するだろう。

MLCCの構成比が高く、時価総額が大きい太陽誘電の上昇が目立ってきたが、総合力で見れば村田製作所に軍配が上がる。7月相場は村田製作所が優勢に転じるのではないだろうか。

また、MLCCの素材となる誘電体を製造する堺化学工業(4078)を関連銘柄として注目する向きもある。

(2)この時期の相場、季節習性に注目するのもいい。

「暑い夏の到来」となれば、サマー・ストックの出番となる。ビール・飲料、化粧品、虫よけ薬、プール施設……など手掛かりは豊富だが、ここではオーソドックスにエアコンのダイキン工業(6367)に注目しておこう。

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海外比率が76%という圧倒的なグローバル企業だが、2012年のM&A以降、米国市場の開拓が順調に進んでおり、2019年には昨年建設した米国の新工場が本格稼働。“貿易戦争”とは一線を隔す存在だ。

今2019年3月期は1ドル=105円の為替想定でスタートしており、110円台なら余裕の推移となる。

(3)暑い時期には旅行に出るのも億劫になるものだが、外国人はどうも違うらしい。

毎年7月は訪日外国人観光客が最も多い月である。昨年は220万人の訪日客があった。街中で外国人の姿を見かけることが多ければ多いほどインバウンド関連銘柄への関心が高まるだろう。

7月18日にJNTO(日本政府観光局)が「訪日外客数」の月次発表(6月分の実績だが……)を行うのもちょっとしたきっかけになるかもしれない。

インバウンド関連銘柄のすそ野は広いが、ここでは“逆張り”狙いで日本航空(9201)に注目しておきたい。6月に株価は急落したが、これは原油高を嫌気(燃油コスト上昇につながる)したもの。

この急落によって配当利回りは2.8%台。原油価格が落ち着けば、早晩、見直されてくるだろう。2月に発表した同社の中期経営計画では「10年かけて時価総額を倍増」という意欲的な目標が掲げられていた。

(4)暑い夏のその先を見据える視点も重要。

秋はバイオテクノロジー相場の季節。大きく跳ね上げる可能性のある銘柄は今から注目しておかなければならない。

タカラバイオ(4974)の株価はもう一段下落する可能性がある(そのほうが先行きの上昇相場は大きくなる)が、4月に大塚ホールディングスと遺伝子治療薬の共同開発で提携し、ロイヤリティー収入を得られることが明らかになったことから、評価はガラリ変わったと見ていい。

ゲノム治療の分野での強力なプレイヤーとして今後も注目されていくことだろう。

*株式相場は様々な要因で流動します。今回の記事は参考にしてもらいつつ、投資はあくまで自己責任で行なって下さい(編集部注)