7月31日 遺伝子組み換えに成功(1972年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アメリカ・スタンフォード大学の分子生物学者ポール・バーグ(Paul Berg)らのグループが、猿のがんウイルスを用いた、遺伝子の組み換え実験に成功。この日、実験についてまとめた論文が投稿されました。

異種の遺伝子を細菌に組み込み、新たな組み換え遺伝子によって決まるタンパク質を、その細菌に生産させる「遺伝子工学」のはじまりです。

バーグは、遺伝子工学の創始者ですが、その技術のもたらす、生物の健康への影響について初期から警鐘を鳴らした人物でもあり、遺伝子組み換えの実験には十分な安全を確保するよう勧告しました。

【写真】ポール・バーグ氏2002 スタンフォード大で2002年、スタンフォード大で「幹細胞研究所」設立を発表するポール・バーグ氏 photo by gettyimages