名医たちはこんな「健康食品」「サプリ」を使っていた

実際に飲んでいる商品を全公開!
週刊現代 プロフィール

男性機能の維持・増強という観点からは、ビタミンEが必要だ。医師で作家の左門新氏が言う。

「ビタミンEが不足すると、勃起力が減退します。老化防止も含めて、天然ビタミンEを含んだセサミンEXオリザプラス(サントリーウエルネス)などで補うといい。

逆に、よく健康食品の『マカ』が精力アップにいいと聞きますが、私は効果がないと思っています。

原産国のアンデス山脈に住む人たちの間で、滋養強壮の効果があるとされてきたものですが、それが勃起力の改善につながるかは科学的根拠がありません」

効果がない健康食品・サプリ

順天堂大学医学部附属浦安病院の泌尿器科准教授・白井雅人氏は、L-シトルリンとトランスレスベラトロールという成分が勃起力の改善に有効だと考えている。

それぞれの成分が配合された商品は別々でも販売されているが、この二つを組み合わせたサプリのほうが効果は高いと言う。

「L-シトルリンは、アミノ酸の一種です。肝機能の改善や疲労回復に効果があると言われており、滋養強壮向けサプリとして使われています。ペニスの血行を増大させて、海綿体の膨張率を上げる働きもあります。

トランスレスベラトロールはポリフェノールの一種で、アンチエイジングや動脈硬化の予防などにも効果があります」

この成分にはED改善の働きもあり、ラットを使用した実験では、人為的にEDにしたラットの80%で、勃起機能の改善が見られたという大阪大学大学院の研究結果もある。

「この二つを配合したのが、ワカサプリ L-シトルリン&トランスレスベラトロール(分子生理化学研究所)です。'15年時点の製品説明では、トランスレスベラトロールが国内最高の配合量となっています」(白井氏)

 

今回、いくつもの健康食品やサプリの名前が挙がったが、有名なのに医師が飲んでいないサプリも浮き彫りになった。つまり名医たちが「効果がない」と考えているわけだ。

その代表格が「関節の痛みを和らげる」と喧伝されているグルコサミンとコンドロイチンだ。

武蔵国分寺公園クリニック院長の名郷直樹氏が解説する。

「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨成分であることは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨が再生しないことは、多くの論文や研究結果が指摘しています。髪の毛の成分を飲んだからといって、髪が生えないのと同じことです。

そもそも、軟骨が再生されるかどうかは、問題ではありません。大事なのは痛みが改善されるかどうかですが、今のところ、グルコサミンやコンドロイチンが痛みに効いたというデータはほとんどありません。高いおカネを払って、一生飲むような大きな効果は期待できません」

名医たちは薬だけでなく、賢く健康食品やサプリと付き合っていた。病気が原因ではない体の怠さや肉体の衰えを感じたら、早速使ってみよう。