「口臭」を気にするなら、食後すぐ歯を磨く、はNGだった

舌をゴシゴシ…も逆効果だって!?
桐村 里紗 プロフィール

四つ目は、過剰な「舌磨き」だ。

口臭が気になる人の多くが、舌のにおいを気にしている。確かに、舌についている苔、すなわち舌苔(ぜったい)は、過剰になると口臭の原因になる。だから、歯ブラシでついでに磨いてしまう人もいる。専用の舌ブラシや舌クリーナーも売られている。

しかし、そもそもよほど過剰な舌苔がない限りは、舌を磨く必要はないとされているのだ。

舌を磨きすぎると、舌の粘膜と味覚を感じる「味蕾(みらい)」を傷つけ、味覚障害の原因になってしまう。そのうえ、逆に舌のヒダを増加させてしまい、口臭を強くする可能性すらある。
 
舌が臭い原因は、唾液不足か、舌のヒダの間に入った食べかすにある。唾液さえしっかり分泌されていれば、臭いも低下し、食べかすは自然に取れるものだ。

過剰な舌のケアは不要 Photo by Darrell Cassell on Unsplash

食後にやるべきことは、歯磨きより歯間ケア

こういった方法では、流す必要のない唾液を流し、歯や歯肉、舌を傷つける一方で、取り除くべきものを取り除き損ねることになる。

食後に最優先でやるべきは、まず、歯垢の原因になる歯間の食べかすの除去。そして、歯間に唾液を還流させ、歯垢を定着させないことだ。

そもそも、歯磨きだけでは、歯間は磨くことができない。

この歯間ケアについて、特に男性の方が「意識低い系」のようだ。

厚生労働省によると、40〜70代の女性は、5割以上がデンタルフロスや歯間ブラシを使用しているのに対して、男性は3割程度にとどまっている(前出の厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査」)。

デンタルフロスや歯間ブラシは、口腔ケアの必須アイテムである。

まだ、使った経験がない皆様。初体験で、自分の歯間に詰まっていたブツと対峙する時、覚悟されたし。