60歳以上が5億人に…!「超高齢大国」中国の未来がヤバすぎる

未来の中国年表が雄弁に物語る悪夢
近藤 大介 プロフィール

2049年の中国社会を予測

それにしても、5億人の老人社会とは、いったいどんな社会だろうか?

まず都市部でさえ、街の風景を見渡すと、老人がどこにでも目に付くだろう。

地下鉄やバスの乗客も、タクシーの運転手も、横断歩道を渡る人も、あちらも老人、こちらも老人だ。

乗り物では、シルバーシートという概念すらなくなっているかもしれない。

 

それから、いまの中国では若者たちが中心になっているような施設も、客の中心は老人になっているに違いない。

映画館に足を運ぶのも老人なら、スポーツジムで汗を流すのも老人だ。

中華料理自体も、老人が噛みやすいようにと、柔らかい料理が中心になっているのではないだろうか。

2049年の時点で、60代の「若い老人たち」は、一人っ子世代なので、贅沢志向が強い。おそらく未来の中国の青年たちは、いまの日本の「ゆとり世代」や「悟り世代」のように「草食系」になっているだろう。

爆買いの主役も、やはり……

そのため中国では、「爆買い」の主役も、老人が占めることになるに違いない。

かつて「空巣青年」と呼ばれた自室でスマホばかりいじっていた青年たちは、「空巣老人」となる。この人たちは、生活にあまり変化はないのではないか。

一方、中国の農村部は、一段と過疎化が進むはずだ。四川省は人間の数よりもパンダの数の方が多くなっているかもしれない。

だが恐ろしいのは、熊や虎などが人家を襲うケースが増えていくだろうということだ。

アメリカを追い越して、世界最強国家として君臨しているのか、それとも……。

「2049年の中国」を、ぜひとも見届けたいものだ。

未来の中国年表