7月10日 物理学者オンネスがヘリウムの液化に成功(1908年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、オランダの物理学者ヘイケ・カマリン・オネス(Heike Kamerlingh Onnes、1853-1926)が、すべての元素のなかでもっとも沸点の低いヘリウム(絶対温度4.2K)の液化に成功しました。

さらに、液体ヘリウムを冷却材として用いることで、オンネスは人類で初めて絶対温度1K以下の極低温を実現し、金属の電気抵抗が0になる超電導現象も発見しています。

ちなみに、現代の最新技術では1億分の1Kという超低温を実現することまで可能となっているそうです。マイナス40℃ではバナナで釘が打てるといわれていますが、1億分の1Kの世界では「原子と光が絡み合ってねばねば」になるそうです。もうわけがわかりません。

【写真】オンネス近影 photo by gettyimagesH. K. オネス photo by gettyimages
 関連書籍 

電気抵抗がゼロになる「超電導」のほか、壁を這い上がる「超流動」、「生体冷凍保存術」、「低体温症」……低温でおこる「ふしぎ現象」と「低温技術」を解説した「温度別」読む事典!

低温「ふしぎ現象」小事典

【書影】低温「ふしぎ現象」小事典

低温工学・超電導学会 編

  書籍詳細  

極限技術の最前線に迫る! 超低温下では、原子と光が絡み合ってねばねばになったり、超伝導体になったり、鉄の磁気が消えてしまったり、……。新しい機能の発現の画期的なヒントが満載!

極限の科学

【書影】極限の科学

伊達 宗行 著

  書籍詳細