銀行員・不動産屋は見た「本物の大金持ちほどこんなにケチる…!」

接待に烏龍茶を持参する
週刊現代 プロフィール

ある地方ではケチで名を轟かす資産家もいるという。前出とは別の銀行員が語る。

「私が担当しているのは鎌倉エリアなのですが、竹内謙三さん(72歳・仮名)というお客さんがいます。

そのあたりでは有名な資産家で、会社をいくつも経営していて、総資産は100億は下らない超大金持ち。すでに高齢で、悠々自適の隠居生活を送っていました。

ウチにも預金をしてほしいと、私は彼の豪邸に足しげく通っていましたが、とにかく話が長い。最初に行ったときは『君は私が竹内謙三だと知って訪ねて来たのか?』なんてことを言う。

『もちろんでございます。あなたさまが竹内さまであることは百も承知でお願いに上がりました』と丁重に挨拶すると『それで君は私のなにを知っているのかね』と畳みかけてくる。でも、このくらいはある程度の金持ちならよくあることです」

 

通帳を眺める幸せよ

「私が君くらいの歳のころには、すでに10億円は稼いでいた」「議員や官僚には私の言うことを聞く人間がたくさんいるんだ」――銀行員は3時間たっぷり竹内氏の自慢話を拝聴し、ようやく預金の話を切り出せた。しかし受難は続く。

「『なんでそんなに金利が安いんだ』と怒り出すんです。でも、他行と比べても0・001%程度しか違いはなく、いくら資産家の預金としても年間1万円も変わらない。

ほかにも美味しいサービスをつけているから、メリットでは他行に負けてはいないんですよ。それなのに『そんな金利では預けられん。君は本当に私が竹内謙三だと知っているのか』なんて言う。

『貧乏暇なし』と言いますけど、竹内さんはその逆で、預金の契約が成立すると、用もないのに支店まで来る。

それで窓口の女の子に『竹内だが預金額を確かめたい』と、自分の資産を自慢する。それから午後3時の閉店までずっとしゃべり続けるんです。ちょっとかわいそうになりますよね」

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