銀行員・不動産屋は見た「本物の大金持ちほどこんなにケチる…!」

接待に烏龍茶を持参する
週刊現代 プロフィール

接待旅行で事件は起こった

先の小平氏や鮎川氏は、並々ならぬ努力を重ねて事業を大きくし、莫大な財産を手にした人たちだ。それだけに、1円単位のカネの出入りにシビアで、やすやすと手放したくないという思いが人一倍強いのだろう。

大手証券会社の社員は、投資に成功して資産家となった岩崎和夫氏(49歳・仮名)との逸話を語る。

 

「岩崎さんは都内だけでなく、インドネシアのバリ島にある企業にも投資しています。あるとき、『バリ島でヴィラを買ったから一緒に来ないか』と誘っていただいたんです。

証券マンにとって、大口のお得意様の誘いを断る選択肢はありません。会社には出張ということで飛行機を予約しました」

いざバリに赴くと、岩崎氏は妻と小学生の子供を連れてきていた。家族3人との「接待旅行」がはじまったわけだが、ここでハプニングが起きる。

「とにかくバリ島は暑いので、ペットボトルの水を常備して出歩きます。ふつうに買うと日本円で30円くらいですが、怪しげな屋台だと50円くらいで割高です。

Photo by iStock

そのうちお子さんが水を飲み干してしまって、『喉が渇いて気分が悪い』と言い出した。そこで近くの店に入ると、70円と相場の2倍以上でした。

毎年3億円以上投資で稼いでいる岩崎さんからしたら、70円なんてたかが知れた金額です。でも、具合の悪そうな子を前にして『そんな高いのを買えるか』と怒って店を飛び出した。

それで30円で買える店を探してかれこれ1時間近く歩き回り、お子さんは熱中症になってしまった。

お金持ちのなかにはおカネにシビアな方がいますが、あそこまでだと理解の範疇を超えて、一緒にいるお子さんや奥様がかわいそうでしたね」

関連記事