銀行員・不動産屋は見た「本物の大金持ちほどこんなにケチる…!」

接待に烏龍茶を持参する
週刊現代 プロフィール

カップラーメンをまとめ買い

この世界には、私たちが一生かかっても手にすることができない資産を持ちながら、100円の緑茶まで会社の経費として精算する人間もいる。

金持ちはケチだ。古くから言われてきたことだが、冒頭の小平氏を凌駕する、耳を疑うような「ケチエピソード」はほかにも数えきれないほどある。

ある大口の取引を担当していたメガバンク社員が語る。

「私が担当していたのは、人気のホテルチェーンを興した鮎川宗一郎さん(仮名)です。おそらく40代にして10億円はくだらない資産を所有している。それなのに鮎川さんはとにかくカネの使い方にシビアだったんです。

『おカネは儲けるよりも使うほうがよっぽど難しい』というのが持論で、服や車にまったく頓着ありません。

経営者仲間とのパーティーで『いい時計でも買ったら?』と言われても、『高い時計を着ければ、一日が30時間に増えるんですか』なんて真顔で答えてしまう人です」

 

鮎川氏はグルメにも関心を示さず、食事はもっぱら家で自炊。会社ではネットでまとめ買いしたカップラーメンを昼食にしている。

〔photo〕iStock

「しぶしぶ」外食に出かけるのは、接待を受けるときくらいだ。

「接待に出向くときは、かならずチェーンの安居酒屋を指定するそうです。10円単位でキッチリ割り勘するのは当たり前で、部下におごったりすることは一切ありません。

しかもそれだけではない。あるとき、お得意先が鮎川さんのお宅を訪問したあと、『たまには外でご飯を食べましょうよ』と誘ったそうです。

それで近所の居酒屋に入ったんですが、席に着くなり鮎川さんは机の上に、ペットボトルの烏龍茶と、前日に作りおいたポテトサラダを取り出して食べはじめた。これには店主もあきれて、『すみません、帰ってください』と言われたとか」

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