「大阪北部地震は、やはり南海トラフの前兆の可能性」専門家が指摘

常に備えよ。それが大事だ
高橋 学

生存のためにやるべきこと

地震は防ぎようがない。しかし、大地震・巨大地震にはほとんどの場合「予兆」があるのです。決して、突然に大地震・巨大地震は起きていません。

経験則ではありますが、次のような前兆がみられることが多いのです(ここは大いに見解が分かれることを承知しています)。

1)これまで地震がほとんど発生しなかった地点にM3程度の地震が続けて発生する。
2)約60日間の静穏期がある
3)1)と同じ地点にM3程度の地震が発生する。
4)3)の半日から3日後に大地震・巨大地震が発生する。

 

こうした予兆を見逃さず、常に警戒することが重要です。実際、1995年の阪神・淡路大震災を起こした兵庫県南部地震、2004年中越地震、2011年東北地方・太平洋沖地震、2016年熊本地震、鳥取県中部地震にはそのパターンがみられました。

予兆を見極めながら、南海トラフが起こる日に備える。悲壮な話ですが、それが、われわれ日本人の「生存戦略」なのです。

このような予測を信じたくない人もいるでしょう。でたらめだという人もいるでしょう。しかし、とにかく日ごろの備えとして、避難場所や避難路を確認する、非常食などを常備する、といった、最低限の備えだけは忘れないようにしていただきたい。心からそう思っています。

<地震にはまだまだ「未解明」の点が多く、様々な学説がある。高橋教授の指摘も「一説」といえばそれまでだが、しかし、南海トラフは起こることがほぼ確実な大災害だ。地震の国に住む以上、その備えを怠ってはならない、ということは常に心にとどめておくべきだ。>