名医に聞いた「わが家の『常備薬』」この組み合わせが最強です

自宅の「薬箱」を見せてもらいました
週刊現代 プロフィール

安くても効く水虫薬

外用薬に目を転じると、名医たちは切り傷や肩こり、眼精疲労に備えてこんな薬を常備していた。

「普通の絆創膏よりも少し値段は高いですが、バンドエイド キズパワーパッド(ジョンソン・エンド・ジョンソン)はおすすめです。傷口を水で洗ってから、すぐに貼るときれいに治りますし、剥がすときに痛みもありません」(康心会汐見台病院院長・赤池信医師)

「仕事柄、肩が凝るので、貼り薬も常備しています。筋肉が疲労すると、細胞膜内の酵素が連鎖反応して炎症を起こし、プロスタグランジンという刺激物質が発生して、これが痛みの元になります。この物質の発生を抑えれば、痛みは治まるわけです。

フェイタスZαジクサス(久光製薬)は鎮痛消炎成分のジクロフェナクナトリウムが患部に直接浸透し、つらい痛みを抑える効果があります」(前出・石代医師)

 

「目薬のサンテメディカル12(参天製薬)を使用しています。仕事柄なのか、目の疲労をよく感じるので、すぐに目薬をさせるよう常備しています」(川崎医科大学泌尿器科教授・永井敦医師)

この目薬には、目の疲れを緩和するとともに、角膜を保護し、炎症を抑える12成分が配合されており、眼病予防にも効果があるという。

梅雨時に急増する水虫には、こまめに薬を塗ることで対応したい。

「水虫になったときに、市販の水虫薬ラミシールATクリーム(グラクソ・スミスクライン)で治しました。水虫薬には2000円を超える高価な市販薬もありますが、実は1000円程度の安いものと成分は変わらない。

これを半年ほど塗って治りましたが、その後の1年も症状がないのに継続して塗っていましたね。治ったからといってすぐに塗るのをやめると、再発することもあるので気をつけてください」(前出・北條医師)

これからは蚊の季節。虫さされや火傷、湿疹など幅広い皮膚のトラブルに使えるのが、リンデロンVG軟膏だ。これとほぼ同じものが、ベトネベートN軟膏AS(第一三共ヘルスケア)という商品名で市販されている。

「この薬にはステロイド剤のベタメゾンが配合されていて効き目が高い。ステロイドは長期にわたって使用すると、副作用がありますが、早めに使うことで、逆に使用期間を少なくすることもできます。

ただし、1週間使用しても改善傾向がない場合は、皮膚科に相談してください。

虫さされを避けるには天使のスキンベープジェル プレミアム(フマキラー)がいい。これは乳幼児から高齢者まで、一日に何度も使用することができ、虫よけ効果に定評もあるイカリジンが配合されていて、安心して使用することができます」(前出・常喜医師)

Photo by iStock

ちなみに内服薬だが、虫さされによるかゆみに効く薬もある。前出の石代医師が言う。

「虫さされによるかゆみには、内服薬のムヒAZ錠(池田模範堂)が効きます。抗ヒスタミン作用だけでなく、抗アレルギー作用、抗炎症作用も併せ持つ成分が配合されていて、半日効果がある。寝る前に飲めば、かゆみを気にすることなく、安眠することができます」