名医に聞いた「わが家の『常備薬』」この組み合わせが最強です

自宅の「薬箱」を見せてもらいました
週刊現代 プロフィール

漢方専門のクリニック、今田屋内科の八木明男院長は市販薬でも漢方薬を選んで使用する。

「胃の調子が悪いときに飲むのは、大正漢方胃腸薬(大正製薬)です。これは漢方薬の安中散と成分が近く、ストレスからくる胃の痛みによく効きます。

漢方薬というと、体に優しい半面、効き目がすぐに現れにくいイメージがあるかもしれませんが、この薬は副作用も比較的少ない上に即効性も期待できます。

お酒をよく飲む人は五苓散を常備されてもいいでしょう。漢方五苓散料エキス顆粒(クラシエ薬品)を、お酒を飲んだ後、就寝前に服用すると、翌朝目覚めたときに二日酔いになることがほとんどありません。飲みすぎたと思ったときには試してください」

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腹痛には100年以上の歴史を誇る正露丸(大幸薬品)がいい。幼児(5歳以上)から服用することができ、効果のみならず、体にも優しい。

「正露丸はさまざまなメーカーから出ていますが、やはりラッパのマークのものが一番効くと私は感じます。主に腹痛を伴う下痢のときに使います。

消毒効果がある木クレオソートが主成分ですが、整腸作用のある成分も含まれていて腹痛と下痢が同時に治ります。

下痢止めにはピタリットやトメダインコーワといった市販薬もありますが、下痢をせき止めているような不快感が残り、あまりおすすめできません」(前出・北條医師)

便秘に備えるなら、酸化マグネシウムを常備しておきたい。酸化マグネシウムE便秘薬(健栄製薬)という商品名で市販されている。家庭医療の専門家、常喜医院院長の常喜眞理医師が言う。

「便秘気味のときは、酸化マグネシウムを内服しています。骨や血管を強くする効果もある愛用の常備薬です。ただし、腎機能に障害のある方は高マグネシウム血症を引き起こすおそれがあるので、長期間にわたっては服用しないでください」

 

胃腸の調子を整えるために、複数の名医が常備していると名前を挙げたのが、新ビオフェルミンS錠(ビオフェルミン製薬)だった。泌尿器科医で、かとう腎・泌尿器科クリニック院長の加藤忍医師も愛用している。

「日常の生活で、腸の動きを整えるのは体調管理に重要です。腸の調子が悪くなると、すべてにおいて調子が悪くなりやすい。私は腸が強いほうではないので、ビオフェルミンを飲んでいます。

ちょっとでもお腹の調子が悪いときのために常備している。ビオフェルミンは腸内細菌の栄養の素になるようなものですから、体にも優しいし、悪さをすることもありません」