名医20人が自分で買って飲んでいる「市販薬」実名リストを公開!

家族にも飲ませる常備薬とは?
週刊現代 プロフィール

心臓外科の南淵明宏医師(昭和大学横浜市北部病院教授)は、20歳のときからバファリンAを飲む。

「僕は眼精疲労があり、そこから頭痛になるんです。そのときバファリンを飲むと、たちどころに治るので、持ち歩いていますよ。うちの母はよくセデスを飲んでいましたが、僕にはぜんぜん効かなくて、なぜかバファリンが効くんです(笑)」

ほとんどの薬局に売っている薬というのも、気に入っている理由だ。

「大学病院では、制度上、僕が自分に薬を処方することはできない。すると同僚の医師に処方箋を書いてもらわねばならないのですが、僕の場合は、頭が痛いなら、さっさと薬局に行ってバファリンを買ったほうが早いと考えてしまう」(南淵氏)

松田史彦医師(松田医院和漢堂院長)もバファリンを推す。

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「絶対飲まない」あの薬

実は、鎮痛・解熱剤については、処方薬と同一成分のものが多い。実際、人によっては処方薬よりお得だというのは三好俊一郎医師(三好クリニック院長)だ。

「バファリン、ブルフェンロキソニンSなどの鎮痛剤は、同様の効能のものを処方で受けようとすれば、薬代に加え、診察で1000円程度かかってしまう。

少量であれば、結果的に処方薬より市販薬のほうが安くつくでしょう。ただし長期投与されるようなら、腎臓を痛めることもあるので、内科で処方してもらい、ときどき採血をしたほうがいいと思います」

 

医師のあいだで意見が分かれたのが、ロキソニンSだ。ほとんど市販薬を飲まない岩波明医師(昭和大学病院附属東病院教授)は、「比較的、副作用が少ない」と考えて服用しているが、石井氏は、効果が高いゆえに長期間の服薬を警告する。

「1~2回の、短期間の投与なら問題ありませんが、長期では免疫力を下げ、胃潰瘍などの原因になる。鎮痛効果があるからこそ、発見が遅れることもあるのです」

ちなみに、さらに鎮痛効果の高いのが処方薬のボルタレンだが、医学博士の中原英臣氏は避けた。

「子どもが服用してしまうとインフルエンザ脳症になることがありますので、家には置きませんでした」(中原氏)