ロシアW杯、日本代表の初戦が行われるサランスクはこんな街

放浪系ライターの前乗りレポート
竹田 聡一郎 プロフィール

朝食は市場、勝利の宴は豚BBQを!

勇敢な現地組のために、サランスクのオススメスポットを紹介したい。

が、その前に、念のためにロシアの両替事情を。ロシアの通貨はルーブルだが、結論はドルとユーロさえあれば問題ない。モスクワの空港や大きな銀行、両替店に行けば日本円の扱いもあるようだが、非常にレートが悪い。はっきりいえば日本円の現金は持っていると邪魔になってくるレベルだ。

 

街のいたるところに写真のようなドルとユーロの両替レートが示されていて、売り買いの差も小さい。現金派はとにかくドルとユーロを用意していれば困ることはないだろう。

街中の両替所。レートはよくない

さて、サランスクのニッチな現地情報だが、朝はぜひツェントラリニ・リノク(中央市場)に足を運んで欲しい。7時の営業開始と共にパン屋が焼きたての食パン、惣菜パン、ピザなどを店頭に並べる。しかもそれぞれかなりのボリュームがあって50₽前後とリーズナブルだ。

中央市場の惣菜パン

僕は毎朝、この市場で適当な惣菜パンを買ってコーヒースタンドのコーヒーをお供に、すぐ近くの噴水広場の階段に腰掛けて朝食を摂っていた。若干、肌寒かったがそれがまた気持ち良かった。サランスク滞在で最も贅沢な時間だったかもしれない。

大勢で宿泊、あるいは長期滞在する方は市場会場から地元の人が行列を作る食パンにトライしてほしい。美味しいバターやチーズ、ジャムは、スーパーで安くて美味しいものがいくらでも売っている。

パンだけではなく、この市場は観光市の趣はほとんどなく、カメラをさげたザ・ツーリストの僕にさえ肉屋のたくましいおばちゃんは「いい部位あるよ」的にガチの営業活動を展開してくる。野菜や果物、肉や魚はもちろん、衣服や鞄、装飾品の店も並ぶ。一階には農薬を扱う店と青果店が斜向かいにあった。それでいいのか、とは思うが合理的ではある。

ただ、英語はほとんど通じないので、値段などはスマホを使って確認した方がベターだ。

中央市場の内部。ケーキなどの甘いものも揃う
ツェントラリニ・リノク(中央市場)の外観。営業時間は7:00-19:00

試合後に、宿泊組や深夜発の夜行特急組にオススメしたい宴会スポットは、市場と大聖堂の中間くらいに位置するレストラン「BIG PIG」だ。口コミサイトなどで常に上位にくる鉄板スポットで、英語のメニューも用意されている。

メインメニューは、店内にある巨大グリルで焼く、豚、牛、羊、シーフードなどだ。看板メニューの「Pork shin BIG PIG」(2~3人前/1595₽)や「Ham BIG PIG」(10~12人前/6545₽)などの巨大皿が名物で、大人数で訪れた方がより楽しめるかもしれない。ブロンドヘアーが輝く店の女性スタッフに「来週は大勢で来てね」と言われてしまったが、確かに人数いればいるほど楽しく美味しいタイプの店だ。

「BIG PIG」の外観
「BIG PIG」店内にでんと据えられてるグリル

営業時間は朝10時から24時までなので、決起集会にも使える。名物の1リットルビール(340₽~)は景気付けや祝杯に(なると信じていいのかわからないが)ふさわしいだろう。

1リットルビール。その上の2リットル(680₽)もある

短い滞在にふさわしいコンパクトな街・サランスク。街全体でW杯の訪れを待ちわびているラブリーな雰囲気が漂っていた。僕は、次なる街・エカテリンブルグ(6月24日に、日本代表の第2戦、セネガル戦の開催地)に向かいます。