自宅を担保におカネを受け取る「リバースモーゲージ」いつが決断時?

早すぎても、ダメなんです。
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自分の年齢とも相談しよう

すでに80歳を過ぎていて、老後資金が底を突きかけている人は、「ハウス・リースバック」を検討してみてはいかがだろうか。これはリバースモーゲージと同様、自宅に住み続けたまま老後資金を捻出するための方法だ。

大きな違いは、自宅の評価額の半額程度を借りるリバースモーゲージよりも、大きな資金を手にできる点にある。

'13年から同制度を手がける不動産会社「ハウスドゥ」の執行役員、堀内信之氏が紹介する。

 

「ハウス・リースバックとは、市場価格の7割の金額でご自宅を買い取り、年間のリース料(家賃)として買い取り金額の8%をお支払いいただいて、ご自宅に住み続けてもらうものです。

たとえば、当社が1500万円で買い取った物件の場合、年間のリース料は120万円なので、毎月10万円を支払っていただきます。家賃は住み続けている間はずっと同じ。リバースモーゲージと違い、都心の戸建てに限らず、全国のマンションも対象です」

こちらも不動産価格が高止まりしている今のほうが、売却額は高くなるので有利だ。

しかもハウスドゥの場合、売却で得た資産のうち、当面使う予定のないおカネを同社に「保証金」として預けると家賃が数%下がる制度もある。

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もちろん、デメリットはある。ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏がこう指摘する。

「長生きすると支払ったリース料の総額が、売却代金を上回る点には注意が必要です。8%のリース料なら、12.5年で支払額が上回ります。そのため、このサービスを検討するのは、男性なら平均寿命に近い80歳になってからのほうがいいでしょう」

自宅を活用した老後資産の形成は今から周到に計画を練っておきたい。

「週刊現代」2018年6月16日号より

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