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自宅を担保におカネを受け取る「リバースモーゲージ」いつが決断時?

早すぎても、ダメなんです。

今が借り時

自宅を現金化し、生活費や介護費用に活用できるリバースモーゲージ。老後資金に悩む高齢者の不安を解消してくれる制度だが、借り時はいつがいいのか。

あなたが75歳前後だとすれば、借り時はまさに今だ。東京五輪後の日本は人口減少やマンションの供給過多で、不動産価格の暴落が予想されている。

自宅を担保に入れておカネを借りるならば、担保価値が高い間に、早く決断したほうが得をする。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子氏が解説する。

「リバースモーゲージの利息や担保評価などは、市場環境によって大きく左右されます。自宅の評価額が高いほうが多く借りられますし、現在の低金利政策が続いているほうが借り入れの金利も低い。

不動産価格がピークで、マイナス金利下の今は、リバースモーゲージを利用するにはいい時期と言えます。

融資枠を設定しても、使わなければ利子を支払わなくてもいいサービスもあります。今すぐ必要がないとしても、将来的な老後資金が不安ならば、できるだけ多くの融資を受けられるタイミングの今が狙い目です」

 

ただし、あなたがまだ50代なら時期尚早だ。

「55歳から利用できるサービスもありますが、早くから利用すると、本当に必要なときに融資限度額を超えて、場合によっては一括返済を求められる可能性がありますので、ある程度年を取ってからのほうが安全です」(ファイナンシャルプランナーの大沼恵美子氏)

金融機関は顧客におカネを貸したがっている。マイナス金利政策のため、国債を保有していても損をするだけ。

ならば、多少金利が安くても、利用者におカネを借りてほしいというのが本音だ。今のうちなら、老後資金を有利な条件で銀行から引っ張ることができる。