7月 5日 初の哺乳類クローン、羊の「ドリー」誕生(1996年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、イギリスのロスリン研究所において、世界初の体細胞からつくられたクローン羊の「ドリー」が誕生しました。

この実験では、受精卵などの生殖細胞からのクローンではなく、成長した羊の(乳腺の)細胞からクローンがつくられたということで、社会的に大きな関心を呼びました。

また、すでに乳腺という器官になっていた細胞に、羊まるまる一匹分の情報が含まれていることを示した決定的な証拠であり、科学的にも大きな衝撃をもたらしました。

ちなみに、生殖細胞から人工的につくられた初めてのクローンはウニで、1891年のことだったそうです。意外に早い時期からクローン技術があったことに驚きです。

エジンバラの【写真】スコットランド博物館で展示されているドリーの剥製エジンバラのスコットランド博物館で展示されているドリーの剥製。2003年に肺疾患で亡くなった photo by gettyimages