結婚難民が3000万人…激烈すぎて怖い「中国の近未来」

人口14億人の大国を襲う「これから」
近藤 大介 プロフィール

13億9081万人の未来

そこで試しに、検索エンジンのバイドゥ(百度)で「中国 人口」のキーワードで検索してみた。

すると、北京に本部を置く中国政府系の人口調査機関、中国人口・発展研究センターのウェブサイト「中国人口情報ネット」が、刻一刻と増えていく中国の人口を、止まることなく刻んでいることを知った。

13億9081万8856人――。

これが、2018年3月15日午後2時0分時点での、中国の推定人口だった。

こうしてまばたきしている間にも、ポトリ、ポトリと、新たな中国人が生れ落ちていくのが分かる。

人口とは、出生者数マイナス死亡者数だから、実際にはさらに早いスピードで、中国人の新生児が誕生していることになる。

「その企画、ぜひやらせてください!」

私はその日から早速、中国の人口分析に取りかかったのだった。

中国の推定人口、2018年3月15日午後2時0分時点で13億9081万8856人!(Photo by iStock)

建国100周年を祝う5億人の老人

四二一家庭、積分落戸、空巣青年、脱貧攻堅、学歴通脹、消費革命、中国式離婚、双創、竜象打仗、未富先老……。

取材を重ねるにつれて、中国では、人口に関する流行語がいくつも生まれていることを知った。

これらは肯定的に使われていることもあるが、多くは否定的に使われている。

調べていくうちに驚くようなこともだんだんわかってきた。

2049年10月1日、この日、中華人民共和国は建国100周年を迎える。

習近平政権がアメリカを追い越して世界ナンバー1の強国になるという長期目標を実現するはずのこの日、なんと中国には5億人の老人が暮らしていることになりそうなのだ(60~69歳が約2億人、70~79歳が約1.7億人、80歳以上が約1.2億人)。

建国100周年を祝う5億人の老人って……。