「紀州のドンファン」の職業は…?その壮絶人生を辿る

貧困から一代で財を成すまで
現代ビジネス編集部 プロフィール

一回30万円

同書に記された、女性とのエピソードはどれも鮮烈だ。

<背が高くてグラマラスな私好みの女性を見つけては、こう語りかけるのです。『ハッピー・オーラ、ハッピー・エレガント、ハッピー・ナイスボディ。あなたとデートしたい、エッチしたい…。お付き合いをしてくれたら、40万円をあげるよ』>(P220)

<さて、(一回)30万円というのは高いでしょうか。クラブに3回通って相手と合意したと考えれば30万、40万円という金額は常識外れではなく適正価格だと思っています。世の中には私の感覚に眉をひそめる人もいるでしょうが、そのために私はさまざまな仕事をして稼いできたのです。夢はそれぞれです。私にはなんらやましいことはありません>(P213)

 

なぜそこまで「元気」なのか

続編となる『紀州のドン・ファン野望篇』では、なぜそこまで「元気」でいられるのか、その秘訣を明かしている。

<一度に300gのステーキをペロリと食べ、必ずビールのジョッキをグビリとやります。毎日大瓶1本か2本を飲んでいます。食事と睡眠。これがうまくいけば夜のほうもばっちりなわけでして、何度も言いますが「バイアグラ」は使用したことがありません。健康のために「カイコ冬虫夏草」という日本製の健康食品をネットで購入しています。それと「セサミン」も愛飲しています>(P94)

77歳とは感じさせない食欲だった(吉田隆氏撮影)

結婚について語ったこと

窃盗事件の一年後、今度は強盗事件に遭遇する。金品4000万円を奪われたドンファンのもとには、再び取材が殺到した。

そんなドンファンだが、いや、だからというべきか。二度の離婚を経験している(子どもはいない。家族は愛犬のミニチュアダックスフントのイブちゃんだけだった)。二度の「強盗事件」を経て、もう一度身を固めようという気持ちをもったようだ。2018年2月、3度目の結婚を果たした。55歳年下の相手、ということで、再び世間を驚かせた。

ドンファンは先の『野望篇』のなかで、結婚について語っている。特に、おカネ目当てで近寄ってくる女性が多くいたことも明かしている。

<大金持ちで子供もいないのは狙われる要素では一番でありまして、バツ2の私は一人住まいで狙われる要素を備えておりまして、何十人かがトライしてくださいました。

「結婚しようか?」

「ホント?」

おカネ目当ての女性は最初は嬉しそうな顔になります。しかし、お付き合いをしているうちに、私がピンピンしていてあと30年ほどは元気そうなのを知って諦めて逃げ出していくのです。>(P168)