「押しつけ指導」丸出しだった

蒸し暑くて体調も悪くなりそうな環境で、校長が自分の言いたいことを長々と言って、話終わってから「自分は言ったぞ」という先生としての自己満足があったとしても、子どもには何一つ入りませんよね。でもあの過酷な状況で話し続けていたら、押しつけ指導、丸出しです。

私はどうするかなと悩みながら、もう少し話そうとあがきました。そして最後の最後に、

わかった、今日はこれぐらいにしとったろ!」

と言いました。困ったときは吉本ですね。みんな「うわー」と言いながらもほっと安心している様子でした。

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これが我々教職員にとって素晴らしい学びになりました。教師たちでどう思った? ということを話したんですよね。「もしユウが『校長先生、お話終わり』って言わなかったら……」

そうしたら最後までみんな話を聞いている。

先生は「良い話」をした。

延々と長い話にもかかわらず、生徒たちは身動き一つせず、立派な姿勢で聞いた。

これって評価Sくらいの評価が残るんですよね。

でも、ユウちゃんがあの言葉を言ってくれて、瓢箪から駒が出たような「あんな若者あかんやろ」ということを学ぶ代わりに、「押しつけ指導とはなにか」「子どもの主体性とは何か」がわかる、ものすごい学びができたんですよ。