夏シーズン直前の来たる6月10日、三省堂書店池袋本店で、その名もズバリ「水族館を200倍楽しむ方法」を開催します。
本イベントは世界唯一のシャークジャーナリスト、沼口麻子さん人生初の著書『ほぼ命がけサメ図鑑』の刊行を記念したトークイベントです。
お話のお相手は『我々はなぜ我々だけなのか』の著者の川端裕人さん。かつて多種多様だった人類が、なぜホモ・サピエンスだけになってしまったのか?という難題に挑み、本年に見事科学ジャーナリスト賞を受賞しました。
そんな「サメ」と「科学」というジャンルで活躍するふたりのジャーナリストが、
・シャークジャーナリストって、どんな職業?
・専門家ならではの水族館の歩き方を教えて?
・サメって魚? どんな違いがあるの?
・サメや生き物のことをもっと知りたい!
・せっかくの水族館を120%楽しみたい
・夏休みの自由研究のテーマに使いたい
などなど、「水族館」というワンダーランドから広がるサメの魅力、生物の不思議をたっぷり語っていただきます。ぜひ遊びにいらしてください。
『ほぼ命がけサメ図鑑』
2017年7月20日、「久慈浜海水浴場にサメ30匹 遊泳禁止」というニュースが世間を騒がせました。こんなニュースを目にするたび、わたしは強い憤りを感じます。このときも水族館職員が調べたところ、出現したサメは、「ドチザメ」という種で、水族館のタッチプール水槽で飼われて子どもたちがよく触れているサメのひとつでした。「人食いザメは存在しません」――世界で唯一のシャークジャーナリストが世界を旅して出会ったサメ図鑑
『我々はなぜ我々だけなのか』 科学ジャーナリスト賞2018受賞!
教科書に載っているジャワ原人や北京原人だけではない。我々ホモ・サピエンスの出現前、アジアには実に多様な「人類」がいたことがわかってきた。そして「彼ら」は、我々の祖先と共存する「隣人」だったかもしれない! ならば、なぜ今、我々は我々だけなのだろうか? アジア人類進化学の第一人者に導かれ、「我々とは何か」を問いつづけた著者が最後に出会った衝撃の仮説とは? 知的興奮に満ちた、我々のための新しい人類学!
沼口 麻子(ぬまぐち・あさこ)
1980年東京生まれ。静岡在住。東海大学海洋学部を卒業後、同大学院海洋学研究家水産学専攻修士課程修了。在学中は小笠原諸島周辺海域におけるサメ相調査とその寄生虫(Cestoda条虫綱)の出現調査を行う。現在は、世界で唯一の「シャークジャーナリスト」として、世界中のサメを取材し、サメという生き物の魅力をメディアなどで発信している。「サメ談話会」を主宰。
川端 裕人(かわばた・ひろと)
1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒業。日本テレビ報道局で科学報道に従事し、1997年よりフリーランス。小説作品に『夏のロケット』『銀河のワールドカップ』『星と半月の海』『川の名前』『青い海の宇宙港(春夏篇・秋冬篇)』など、ノンフィクション作品に『動物園にできること』など多数。また科学書にも『宇宙の始まり、そして終わり』(共著・日経プレミアシリーズ)、『8時間睡眠のウソ』(集英社文庫)などの著書がある。2018年、著書のブルーバックス『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち 』(監修:海部陽介氏)が科学ジャーナリスト賞を受賞