政局最大のキーマン・二階俊博を直撃「安倍政権のこれからを話そう」

「モリカケ問題」から「総裁選」まで
週刊現代 プロフィール

ずばりポスト安倍は?

――さて、9月に総裁選があります。今回一番お聞きしたいのは、「ポスト安倍」のことです。僕は、ある時期には、二階さんは「安倍さんの3選でいいのだろうか」と悩まれたんだと思っています。

自民党が国民の信頼を勝ち得るためには、安倍さんに退陣してもらったほうがいいのではないかと。二階さんに近い人たちもそういうことを言っていましたから。

でも、二階さんは現在、「総理3選に対して、全面的に支持している」と安倍支持で心を決められたようです。これは、いつ頃、何がきっかけなんですか?

二階 何がきっかけというよりも……。党内が落ち着いておるときに、わざわざ波乱を呼んでね、大騒ぎをするよりも、問題点やテーマがあれば、党内でじっくりと議論を起こしていくということでいいと思っているんです。争うだけでは意味がないですからね。昔は、こうした、争いのための争いがありましたけど。

――反主流派がありましたからね。

二階 はい(笑)。反主流派との間の激しい争いは、党が違うのかというほど争いましたよね。

――でも、一連の財務省の問題では、麻生さんがかわいそうになるくらい、「麻生批判」が党内でも起きましたね。

二階 うん、そうね……。しかし今のところ、おかげさまで党内は一応落ち着いておりますからね。

――党内が落ち着いているのに、わざわざ波乱を起こす必要がないと。

二階 そういうことです。

 

――ところで、自民党の国会議員のなかで中国の習近平国家主席に自由に会えるのは二階さんしかいない。小泉(純一郎)さんが毎年靖国神社を参拝し、日中関係が悪化した時期でも、二階さんは中国との関係が非常に良かった。

しかし、安倍さんの周りの人たちは、みんな、中国脅威論で、「中国は今に日本に攻めてくるぞ」というノリです。自民党議員でも、怖くて「中国と仲良くしよう」と言えない。

そのなかで、二階さんは、「仲良くしよう」と平気で言う。なんで二階さんはそこまではっきり言えるんですか?

二階 (語気を強めて)それじゃあ、中国と争って、日本の存在、日本の主張を貫いていけるという方法がありますか? 私は中国と争ってはならないと思うんです。別に、中国の言うとおりしなきゃならんなどという考えを私は毛頭持っていませんよ。

ですが、中国に対して、ことさら事を荒立てていっても、日本の現状から考えれば、そう簡単に打ち負かすことはできないですよね。ならば、仲良くしていく以外ないんじゃないですか。