任天堂46歳新社長・母が語った「子供のころ」と『信長の野望』

「学級委員すら嫌がった子が」
週刊現代 プロフィール

前社長を深く尊敬

社内では、42歳の若さで社長に就任し、「天才」と評されたプログラマー出身の岩田聡前社長('15年に55歳で急逝)を深く尊敬していた。

「ドイツ時代、岩田さんとテレビ電話などで話して、様々なジャンルの本を勧められたそうです。

深くものを考えている姿が印象的だったみたいで、『岩田さんはまるで哲学者みたいだ』と言っていました。ドイツから戻って、岩田さんの秘書になったことも嬉しかったみたいです」(同)

 

グイグイと引っ張るわけではないが、じっくり話を聞き、静かに会社をまとめていく。そんな経営者像が目に浮かぶ。任天堂の経営幹部OBは、古川氏をこう評する。

「バランス感覚があります。ゲームを開発するスタッフは『職人』ですが、そうした人ともいい関係が作れる。社長適任者です。ゲームを作ってきた古い世代である宮本(茂取締役・65歳)と、ゲーマーとして楽しんできた古川のコンビネーションにも期待したいですね」

ITジャーナリストの西田宗千佳氏も言う。

「かつて岩田さんというカリスマに依存し過ぎたという反省もあり、任天堂は、一人に依存しすぎないことを意識している。ビジネスとクリエイティブ、それぞれに知見のある古川さんが抜擢されたのは納得できます」

スマホゲームが台頭し、ゲーム業界は戦国時代。新社長は、『信長の野望』をプレイするように、会社を率いて行けるか。
 

「週刊現代」2018年5月19日号より

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