主要都市を徹底比較!所得・学力・文化度…あなたの町の「偏差値」

もちろん、地価にも影響します
週刊現代 プロフィール

各項目のランキングごとにポイントを振り分け(1位20点~20位1点)、偏差値を算出したのが、次の表だ。

さいたま市が偏差値65.1で1位に躍り出た。寿命や犯罪率では中位だったものの、収入や貯蓄、文化度で上位に食い込み、総合で栄えあるトップに輝いた。

3位は横浜市、4位は川崎市。東京に隣接する政令指定都市が上位に食い込むのはある意味で当然と言える。

例外が2位の浜松市だろう。東海道の要所として栄えた浜松は、江戸期から浜松藩が藩校を構えるなど教育熱心な土地柄で知られ、前述の通り、温和な人間性から犯罪が少なく、文化施設も充実している。自殺率の低さも日本一だ。

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平均寿命のみならず、健康を保ったまま長生きする「健康寿命」でも男女ともに日本一。その背景には温暖な気候という要素もさることながら、「浜松方式」と呼ばれる独自の医療体制もある。

これは、救急患者の容態ごとに受け入れる病院を割り振り、患者の「たらいまわし」の根絶を目指すものだ。さらにがん検診には日本初の遠隔デジタルシステムを導入し、早期発見にも力を入れている。

総合的に見て、浜松市は偏差値64.8と、暮らしやすい地方都市の筆頭だ。そのうえ、地価は8万4023円と格段に低く、まさに住んでお得な町なのだ。

その長い歴史から憧れの町と見られてもおかしくない京都市は、偏差値で53.1と平均的な位置に沈んだ。なぜか。

「観光地として世界的に人気で、人口は若干増えています。しかし、外国人観光客によって、物価が観光地価格を基準に高く設定されています。住む人にとっては、物価が高すぎて住みにくい町になっているのかもしれません」(矢野氏)

実際、その地価も32万3161円と横浜市と変わらない。

 

町もまた、変わっていくことが魅力なのである。