〔PHOTO〕立木義浩
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自衛隊パイロットとシングルモルトの意外な関係

タリスカー・ゴールデンアワー第14回(前編)

提供:MHD

今月のお客さまは、自衛隊でヘリコプターのパイロットをしていた藤堂亮さんである。腰を痛めるまでは戦闘機のパイロットになるための訓練を積んでいたそうだ。そしてこの日、彼の左腕には、パイロットなら誰でも知っているブライトリングの腕時計が光っていた。

しかも藤堂さんはむかしからラガヴーリンの大ファンだという。そんなわけで今回はラガヴーリンの魅力をとことん語ってもらうことにした。と、その前に、自衛隊のパイロットとしてどういう過酷な体験をしてきたかを訊いてみたい。

(構成:島地勝彦、撮影:立木義浩)

* * *

シマジ: 藤堂さんがされている腕時計はブライトリングですよね。

藤堂: はい。ぼくのはむかしのオールド・ナビタイマーです。シマジさんのは最新モデルですね。

シマジ: 今日、藤堂さんはきっとブライトリングをしてくるだろうなと思ったので、あえて合わせてみました。

藤堂: これぞブライトリングフレンドシップですね。ありがとうございます。

シマジ: わたしはいま日経新聞の「大人の嗜み」という不定期連載の広告ページにエッセイを書いていまして、初回のスポンサーがブライトリングだったので、その心意気に感動してすぐさま購入したんですよ。まだ使いこなせていませんが、「これは時計ではない。計器である」というコピーにやられました。

藤堂: 読ませていただきました。2回目は資生堂メン、そして先日の3回目は満を持してタリスカーの登場でしたね。どの回も洒落たジョークが効いていました。

ボブ: お陰さまで、あれから1週間以上、会社の電話が鳴りっぱなしで大変でした。では、さっそく、いま話題のタリスカースパイシーハイボールで乾杯しましょう。

藤堂: シマジさんの文章を読むとみんなスパイシーハイボールを飲みたくなるんでしょうね。その気持ち、わかります。わたしはもっと前からのファンですけど。

ボブ: 今回はじめて知った人も大勢いたようです。それでは、スランジバー!

一同: スランジバー!

シマジ: 藤堂さんの大好きなラガヴーリンはボブの秘密の戸棚にあって、このあとちゃんと出てきますので、ご安心ください。

ボブ: 今日は、ラガヴーリンの新商品を飲んでいただきたいと思っています。

藤堂: 本当ですか? 嬉しいです。ありがとうございます。

ヒノ: あの、藤堂さんは戦闘機にも乗られていたとお聞きしましたが、実際に経験された最大Gはどれくらいでしたか?

藤堂: わたしが体験したのは、教官と一緒に乗る訓練飛行のときですが、9Gでした。

ヒノ: 9G! 想像もつきません。そのとき身体はどんな感じになるんですか。

藤堂: 自分は身長179センチで体重は80キロあるんですが、その体重の9倍、720キロもの負荷がかかり、手足が自由に動かなくなります。たとえば手をあげる動作ひとつとっても、肩から力を入れないとビクともしないんです。

血液が重力の加速度によって、頭からどんどん下のほうに流れていってしまう感じです。血液が頭部から抜けていくと、当然、意識が朦朧としてきます。また視界がどんどん狭くなって、視界狭窄が起こります。それで最悪の場合、ブラックアウトしてしまいます。

ブラックアウト=死ですから、パイロットは日頃から鍛えた腹筋と背筋に力を入れて、血液が下にいくのを意識的に食い止めます。そうやって意識を保ちながら、敵機を探したり、場合によっては空中戦をしたりするんです。

わたしの同期にも戦闘機乗りがたくさんいるんですが、そんな過酷な任務故に、寿命はやはり短いです。実際、70歳まで生きている人はあまりいないんじゃないですかね。

シマジ: 戦闘機パイロットはかっこいいだけじゃなく、本当に過酷な職業なんですね。

ヒノ: 旅客機のパイロットはどうなんですかね。

藤堂: 旅客機は旅客機で、パイロットの寿命が短くなる要素があるそうです。上空何千メートルのところを長時間飛んでいると、紫外線や放射線を浴びる量が多いので、早く白内障になったりしますし、やっぱり普通の人に比べると寿命は短いというデータがあります。

ボブ: 大きなGがかかるのは、マッハいくつという速度と関係があるんですか。

藤堂: まっすぐ飛んでいてマッハを出してもあまりGはかからりません。そこから縦方向に軌道を変えたときにはじめて大きなGがかかります。ほら、宙返りするジェットコースターがありますよね。あの宙返りの強力バージョンと思ってください。

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タリスカー 10年(TALISKER 10 YEARS)

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