「モンスター」井上尚弥が世界最高峰のチャンピオンに輝く日

ボクシング4団体の頂点に立てるか
近藤 隆夫 プロフィール

リアル・チャンピオン決定戦

すでに3選手の出場が決まった。

WBA世界スーパー王者のライアン・バーネット(英国)、WBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)、そしてIBF世界王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)。ここにマクドネルvs.井上の勝者にオファーがかかることは、まず間違いないだろう。もし主要4団体のチャンピオンがトーナメントに参加するならば、優勝者が4団体統一の“リアル・チャンピオン”となるわけである。

マクドネルを破り、この『WBSS』に参戦したならば、それは、ここまで無類の強さを発揮してきた“モンスター”井上にとっても、決して楽な闘いではない。だが、それは望むところなのだろう。

 

井上は言う。

「まずは次の試合に勝つことが大切ですから、いまはマクドネル戦に集中しています。でも、ジムにも『WBSS』の話はきているみたいですね。勿論、出たい気持ちは強くあります」

予定では今秋にトーナメント1回戦、来年1月に準決勝、そして5月に決勝が開かれることになっている。戦場は、すべて海外になる模様。

スーパーフライ級時代、強過ぎるあまりに他団体の王者から対戦を拒まれ続けてきた井上が、真価を発揮する舞台がようやく整えられつつある。

1回戦は、ランカーとの対戦になるが、準決勝以降に、井上vs.テテ、井上vs.ロドリゲス、井上vs.バーネットのいずれかが実現する可能性が極めて高い。胸が高鳴る。