自民党内からも出始めた「そろそろ安倍さん以外でよくない?」の声

GWを挟んで、潮目は変わった
週刊現代 プロフィール

水曜日午後、麻雀をしながら青木の指示を受けるのが吉田の役割だ。

吉田のパーティに、安倍以外の「主要登場人物」が集結したことが、安倍の心を波立たせた。

「派閥会長の竹下亘に、『今は誰を支持するなどとは言うな』と吉田さんが釘を刺している。最後の最後まで旗幟鮮明にしないことが作戦だと信じている」(竹下派幹部)

毎週水曜日、青木の事務所には訪問者が引きも切らない。今週は誰が青木と会っているのか、安倍の憂鬱は止まらない。

 

もうひとつの動き

吉田のパーティから10日後の27日、もう一つ、知られざる動きがあった。

「党政調会のあり方等に関するプロジェクトチーム」と題した勉強会の旗揚げ会合である。事務局長は、小泉進次郎。わずか20人程度の議員の勉強会だが、座長を務めるのが、元防衛相・浜田靖一であった点が、安倍周辺の疑心暗鬼を誘った。

'12年の総裁選で、浜田が小泉とともに推したのは、安倍晋三ではなく、石破茂だった。浜田は、かつて石破派の前身「無派閥連絡会」の中心メンバーだったが、石破派には参加していない。

ある閣僚経験者が言う。

「浜田さんは、勝負に挑まない石破に愛想を尽かしたと言われてきたが、人望があるため『無派閥浜田派』と言われるほど、無派閥議員に影響力がある。進次郎とともに動けば、局面は変わるだろう」

3月以降、小泉進次郎の「政権批判」ともいえる発言に対して、安倍は「進次郎は若いから、生意気なんだよな」と余裕のポーズをとっているものの、37歳の男の動きが気になって仕方がない。

安倍応援団のフジ・産経の世論調査(4月21~22日)ですら、「次期総裁にふさわしい人物」で、1位石破茂(26%)、2位小泉進次郎(24%)、3位安倍晋三(21%)という結果を出している。

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「小泉が最前線に立って石破を応援すれば、国民的な一大ムーブメントを呼ぶ可能性が高まる」と細田派幹部は言う。

「進次郎に加え、(幹事長の)二階さんが勝ち馬にのり、さらに青木幹雄さんが加わる態勢になれば、確実に安倍政権は崩壊することになるだろう」