セクハラ会見の翌日、「テレ朝」報道局デスクが突然死していた

未亡人は通夜の席で局幹部を睨み続けた
週刊現代 プロフィール

遺族の気持ち

本誌は葬儀が終わった数日後、Aさんの自宅を訪ね、インターフォン越しに夫人に問いかけた。

――Aさんには過労死の疑いがあるのでは?

「お話しするのはもう少し待っていただけないでしょうか」

憔悴しながらもはっきりした声で夫人はそう答えた。その後は、自宅に手伝いに来ていた、Aさんの30年来の友人だという会社の同僚が夫人に代わって対応した。

 

――Aさんに持病があったのでしょうか?

「なかったと思うんだけどね。元気なヤツだったからね」

――通夜では、奥様はテレ朝に対してすごく怒ってらっしゃるような雰囲気だったそうですが。

「労働条件がどういう状況だったかということについて、問い合わせて返事待ちをしているような状況なんです。その先がどうなるかはわかりません。

(Aさんは)一生懸命でいいヤツだった、ぐらいしか言えない……。まあ忙しかったのはそうだね。俺ともあまり酒を飲みに行けないほどだったから」

本誌はAさんが所属していたテレ朝の映像センター取材部に電話をかけて、Aさんの上司にも話を聞いた。

――Aさんの夫人が、労働環境について会社に問い合わせをしていると聞いています。

「部員もショックを受けています。もちろん亡くなったことは真摯に受け止めなくてはならないと思います。

彼が所属する文化工房を通じて、労働環境についての話はご遺族の方にさせていただくことになると思います。過労死かどうかというところまで聞いておりませんが、きちんと対応していきます」

文化工房の担当者は、「遺族の方々も深く心を痛めておられ、また個人のプライバシーの問題もありますので、お答えすることは控えさせていただきます」と回答した。

テレ朝には今度こそ、誰もが納得する適切な対応を望みたい。

「週刊現代」2018年5月19日号より