セクハラ会見の翌日、「テレ朝」報道局デスクが突然死していた

未亡人は通夜の席で局幹部を睨み続けた
週刊現代 プロフィール

Aさんは元報道カメラマンだ。「いい画」を撮れるカメラマンとして将来を嘱望され、過去には米国・ニューヨーク勤務も経験し、「9・11」の取材も行った。

そして、5年ほど前からテレ朝本社デスクになったという。細身ながら筋肉質で、精悍な顔立ち。だが、このところ体調を心配する声が局内でもあったという。

「取材部は報道局の撮影技術チームが所属する部署で、Aさんの業務はカメラマンの統轄です。テレ朝の取材部では30ほどのカメラチームが稼働しています。

一日の取材案件は100件近くあり、どの現場にどのカメラマンを派遣するのか、そうした管理や指揮をするのが、Aさんの仕事でした。

取材部のデスクの業務は過酷ですよ。基本的には朝9時の会議後から『報道ステーション』が終わる23時ごろまで、席にベタづきで現場に指示を出さなければならない。いつ事件が発生するかわかりませんからね」(前出・テレ朝関係者)

 

「働き方改革」が進むなかで

ここ数ヵ月は、森友学園への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書の「改ざん」問題を皮切りに、安倍政権を揺るがすような不祥事が次々と発生し、Aさんの激務にも拍車がかかった。

さらに追い打ちをかけるようにテレ朝の報道局が当事者となった福田前次官のセクハラ問題が起こり、心労が増していたことは想像に難くない。

Aさんが子会社である文化工房出身であることもプレッシャーになっていたという。前出のテレ朝関係者はこう指摘する。

「上からは詰められ、下からも突き上げられ、という日々でした。部署の上司はもちろん局員です。現場のカメラマンは他の大手制作会社社員が中心で、文化工房は1~2割じゃないでしょうか。

それに同社はスポーツ畑がメインの制作会社で、報道部門は少数派なのです。現場判断に長けたAさんは部員から信頼されていたデスクでしたが、人数の少ない文化工房出身ということで、仕事がやりにくい場合も多々あったと思います。Aさんは愚痴を言う人ではないのですが、悩みは多かったのでは……」