超富裕層だけが知っている「特別扱いのサービス」明かします

「すきやばし次郎」を貸し切り…
週刊現代 プロフィール

節税から愛人のお手当まで行う万全サポート

富裕層は、専門家たちに少なくない手数料を払って自分の資産や家族を守っている。「ファミリーオフィス」という言葉をご存知だろうか。

一般人には耳慣れないが、これは資産家一族に対して、家族の立場になってあらゆる問題解決を手伝ってくれるサービスのこと。欧米の富裕層の間ではポピュラーだという。アレース・ファミリーオフィス代表の江幡吉昭氏がその実態について話す。

「一生かかっても使い切れない資産を保有している人たちも、おカネについて真剣に悩んでいます。資産をだまし取ろうとする怪しげな人たちが近づいてきて、嫌な思いをすることもある。そうならないために、我々のような人間を『ゲートキーパー』(門番)として使うのです。

主な業務領域は4つあります。『資産運用』『資産管理』『相続対策』『家族サポート』です。一般的なプライベート・バンキングサービスと似ていますが、守備範囲は我々のほうが広い。なかでも、特に『家族サポート』は重要な仕事です」

 

たとえば、資産家の男性が家族以外でお世話になっている女性(つまり「カノジョ」だ)に、資産の一部をお手当として渡したいと思った際には、スキーム作りに協力することもあるという。

「具体的には、たとえばビルやマンション一棟を買って、ペーパーカンパニーの保有とします。相手の女性をこの法人の社長に据えて、継続的な賃料収入が入るようにするのです。

こうすれば家族にその存在を知られることなく、女性に定期的な収入を渡すことができます」(江幡氏)

仮に女性スキャンダルが世間に発覚すれば、ビルの金額以上の損害を被る可能性がある。それを考えれば、安いものというわけだ。

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「様々な分野の依頼にお応えしていますが、本業は『資産運用管理』で、この部分で手数料をいただいております。たとえばお客様の総資産が10億円の場合、2年で2%――2000万円の報酬をいただきます。

着手金として2000万円の30%で600万円、残り1400万円を顧問料として2年間にわたって毎月約60万円ずつ払っていただくイメージです」

超富裕層の資産運用は不動産や株式だけではない。実は高級時計も、その役割を担う。

高級といっても、ロレックス程度の話ではない。現行品で1本1億円(!)を超えるモデルもある、世界最高級のブランド、リシャール・ミル。'01年に創業された新しいメーカーだが、その時計は時とともにビンテージ価値が上がっていくという。