京都人と名古屋人、ガチンコで口論したらこうなった

実は似た者同士…?
週刊現代 プロフィール

お互いに「お前のほうが嫌われてる」とぶつかる京都人と名古屋人だが、全国的に見れば、どっちもめんどうくさく、ややこしい人たちであることは間違いない。

「関西」と一括りにするな

それでいて東京には屈折した憧れを持っている。

「'21年度に東京から文化庁が移ることが決定し、先がけて京都に地方文化創生本部ができたのですが『京都は地方ではない』と京都側が反発し、地方から地域に変更させました。

洛中人のなかには、東京に行くことをいまだに『東下り』と言う人もいます。いまの京都は経済や文化でも東京に圧倒されていますが、それを認めたくないのでしょう」(前出・井上氏)

 

東京は好きじゃないけど、ある種認める存在。ただ、大阪に見下されるのだけは我慢がならないと、京都人も名古屋人も口を揃える。

「名古屋には東京のような華やかさはにゃーけど、トヨタ自動車があるんだわ。自分たち名古屋が日本を支えとる。だから大阪にたわけ(バカ)にされるのはどえらい心外だがね。

近ごろ、就職で大阪から名古屋に来る人が増えとるが、名古屋に馴染む気がまったくにゃー大阪人を見ると、いい気分はせんがね」(名古屋人)

京都も共同戦線を張る。

「京都人は関西と一括りにされるのを嫌います。特に関西弁、大阪弁という言い方には敏感です。弁とは地方の言葉という意味なので『京都ことば』と言いなさいと洛中の人から教えられたものです」(前出・井上氏)

いまやトヨタの名古屋、インバウンドで稼ぐ京都は、オリンピック頼みの東京や都構想もままならぬ大阪と比べても遜色ない日本の中心都市のはず。とはいえ、その気質はそれぞれにいつまでもややこしい。

「週刊現代」2018年5月5日・12日合併号より