そして、いよいよカンパイ!! パーティが始まったら、あとはひたすら飲んで食べて楽しめばいい、と言いたいところだが、油断は禁物。楽しみながらも最低限の気配りは忘れちゃいけない
 
バーベキューや鍋パーティの時など、腕自慢のバーベキューマスターや鍋奉行がいる場合は、おまかせしてひたすら美味しくいただいているのもいい。が、ホストが追加の料理を出すのに忙しそうにしていたり、誰かが飲み物をこぼした……なんていう時には、さっと立ってサポートできる人がホムパ上手だ。

仕事関係のホムパやママ友会などで、まったく何もせず座りっぱなしで食べてばかりいると、座の中での年少者は特に、「気の利かない奴」と思われてしまう恐れがある。しかしここで重要なのは、がんばりすぎないことだ。あまりにも「私、がんばってます」感を前面に押し出してしまうと、かえって周りが落ち着かなくなる。飲食や周囲との会話を楽しみながら、動いているのを気づかせない程度に動くのがスマートだ。

とはいえ、あまり緊張して気を遣ってばかりいると、せっかくのホムパが苦行の場になってしまう。ホムパの本来の目的は、他人から評価されることじゃない。最低限の気配りはしつつも、あくまで純粋に楽しむことが第一なのだ。

あれ、いない?と思ったら…

 家でパーティをしている時、宴もたけなわでみんながグダグダに酔っぱらってきた頃、いつもそっと席を外す友人がいる。トイレにしては長いので見に行くと、キッチンでこっそり洗い物をしてくれているのだ。

これには毎回痺れる。盛り上がっている最中に「洗い物しますね」なんてわざわざ口に出して席を立つと座の空気が冷えるし、それをきっかけに「そろそろお開きに」なんてことになってしまう。盛り上がりに水を差さず、自己アピールをせず、陰で粛々と適切なことをやってくれる……。こういう人が、本当にできる人だと、常々感謝している。

実際、パーティも終盤になった頃、片付けを手伝ってもらえるとホストとしては本当に助かる。主催者を買って出たからにはある程度覚悟しているものの、大人数が集まった後の片付けは大変だ。飲みっぱなし食べっぱなしにはせずに、参加者はできるだけ片付けを手伝ってほしい。そこが、お店での飲み会と違うところ。コストが安く済み、自由度が高い分、後片付けやホスト宅の原状復帰まで、全員で楽しみながら協力しあうのがホムパなのだ

ピンチをチャンスにする

宴席というのは、意外に人の真価が分かるものだ。プライベートな空間で催されるホムパの場合は、特にそれがわかりやすい。仕事関係者とのホムパの場合、ホムパで気の利かない人間は、仕事もできないと思われかねない。その代わり、腹を割って、気兼ねなくホームパーティを楽しめる相手とは、仕事も一緒にしたいと思うのが人間ではないだろうか?
 
あなたの人間力が試される、本当は怖いホームパーティ。しかし、これは同時に、あなたという人間の良さを知ってもらえる大きなチャンスでもある。

最後に、私なりの「ホムパを味方にするための攻略5カ条」をまとめてみよう。

1) 手土産は、ささやかでもありがとうの気持ち

2) 自分ができることを考えて動く

3)評価されるために行くな。評価は行動についてくる

4)主催者だけに負担をかけない。ホムパはみんなで作るもの

5) 一番大切なのは「きちんと楽しむこと」

礼儀、思いやり、気配り、機転、応用力、フットワーク……。ホムパに必要なスキルはいろいろあれど、とにかく最初のふたつ、「礼儀」と「思いやり」が最需要。
要するに、人として当たり前の心構えさえ忘れなければ、ホムパは恐るるに足らず!! あとは思い切り楽しめばいい。

ご近所さん宅でのホムパにて。もはやみな気心しれたメンバーだという 写真提供/折原みと

気候のいい季節になって、これからホムパの機会も増える時期ではないだろうか。
 
Let's enjoy a home party ! 
 
どうぞ、楽しい時間をお過ごしください!!