会費制ホムパの手土産は?

 ところで、「会費制のパーティならば手ぶらで行ってもいいんじゃない?」と疑問に思う方もいるかもしれない。もちろん、手土産は義務じゃない。むしろ、ゲストが気を遣わずにすむように、あえて会費制にする場合もある。ホストがわざわざ「手ぶらでどうぞ」と言う時にはお言葉に甘えても問題ないが、食材費は会費としても、ホストはパーティの場所を提供し、料理や準備の手間を負担してくれている。この場合の手土産は、あくまでささやかなお礼の気持ちだ。

が、会費制の場合の手土産はあまり高価なものにしない、これもポイント。高価な手土産をいただいてしまうと、ホストが会費を取るのを遠慮してしまうからだ。あくまで感謝の気持ちのプチプレゼント。金額でいえば会費の3分の1から半分以下だろうか。

持ち寄りのポットラックパーティの場合、そもそも手ぶらで行くというのはありえないが、持参する料理にも、ホムパ向きのものとそうでないものがあるので気を付けたい。ホムパの時の料理は、なるべく取り分けやすいものの方が良い

例えば、唐揚げや春巻き、キッシュのようなもの。ご飯ものなら、一口大のおにぎり、巻き寿司やお稲荷さんなどは取りやすい。取り皿はたいていひとり一枚だから、お皿が汚れてしまう汁気の多い料理は、いくら美味しそうでも手を出しくい。パーティの食卓で自分の料理が不人気でいつまでも残っているのは悲しいものだから、どんな料理を持っていくのかも、腕とセンスの見せ所だ。
 
料理に自信がない人や、当日どうしても料理をする時間がないという人は、デザート班に立候補するといいだろう。ケーキやアイスクリームは喜ばれるが、冷蔵庫や冷凍庫の中で場所を取ってしまうのが難点。お店で保冷剤を多めに入れてもらったり、クーラーバッグに入れて持参したりと、ホスト宅の冷蔵庫を圧迫しないようにしよう。
 
フルーツの場合は、皮を剥かなければならないリンゴや梨、切り分けてフォークが必要になるメロンのようなものより、そのまま出してつまめるイチゴやブドウなどがホムパ向き。とにかく、ホストに余計な手間をかけさせない……というのがホムパにおけるゲストの基本心得なのだ。

焚き火やバーベキュー、家具の移動などの力仕事は男性陣の出番だ。料理以外にもできることはたくさんある 撮影/折原みと 

楽しみながら手伝えますか?

このように、ホムパは前段階からいろいろと気を遣うもの。だが、まだパーティは始まっていない。本番はこれからだ!
 
さて、ホスト宅を訪れたら、挨拶をしてひとしきりおうちやインテリアやテーブルセッティングなどの感想を言い、キャッキャウフフと盛り上がるわけだが、そのあとで是非言ってほしいのがこのひと言だ。
 
何かお手伝いすることはありますか?
 
熱々や冷たい方が美味しい料理は、ゲストが集まってから食卓に出したいもの。ゲストからの手土産などを盛りつける手間もあるから、ホストはギリギリまで忙しい。働いているホストをそっちのけでゲストだけ盛り上がらずに、準備はみんなで協力しよう。
 
もちろん中には、楽屋裏(キッチン)は他人に見られたくない、セッティングは自分で完璧にやりたい、というホストもいるので、その場合はホストの性格や状況を見ながら臨機応変に。声をかけずに勝手にキッチンに入るというのも、また失礼にあたる。