5月14日 種痘記念日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

イギリスの医師エドワード・ジェンナーが、種痘(天然痘の予防接種)をはじめておこなったことを記念して、この日は「種痘記念日」に制定されています。

ジェンナーは少年時代に弟子入りした診療所で患者から聞いた「痘(牛痘ウイルスを原因とする感染症)に1度かかると天然痘にかからない」という話や、開業医となってから気づいた「乳搾りの女性は牛痘にはかかるが、天然痘にはかからない」という事実をもとに天然痘の研究をおこない、1796年のこの日、8歳の男児に種痘を試みて、その効果を確認したそうです。

彼の主張は、当初激しい反対にあいましたが、数年で広く実施されるようになりました。WHOはワクチニアウイルスを用いた種痘を実施し、1980年に天然痘根絶宣言を出しています。これは人類が感染症の撲滅に成功したはじめての例です。

記念メダルジェンナーの種痘を記念するメダル photo by gettyimages