「空気を読む」あなたが英語が苦手になる究極の理由、教えます

英検も制覇する「ハーバード流」学習法
廣津留 真理 プロフィール

「相手目線」がロジカル英語のポイント

イントロ・ボディ・結論の3段論法など、誰でも知っている、いまさら何を言うか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、このプロセスで忘れてはならない重要なことが3つあります。

1)    話し手は常に相手目線であること。相手にとって本当に分かりやすくて面白いことを発言できていること。

2)    内容が首尾一貫していること。話がテーマから逸脱せずに、リズミカルに流れていること。

3)自分にしか言えないすごいことがあること。誰でも知っている一般論をくどくど述べたり、「政府はもっと〇〇すべきだ」といったやる気をまったく感じない結論になったりせずに、自分のオリジナルのアイディアを主張できていること。

なぜこのようなことをわざわざ提示するかというと、日本人はとかく形から入ってしまい、見栄えのよい形がそれなりに完成すると落ち着いてしまうからです。

 

私が主催する、ハーバード生が講師陣のサマースクール「Summer in JAPAN」は、日本にある外部の団体様とコラボさせていただくこともあります。交流イベントでまず、日本側団体は、数ヵ月かけて英語で作成した力作の「資料」をハーバード生たちに「これを読んでください」と配布します。そこで日本側は「やれやれ、我々の任務は無事に成功した」と落ち着くわけですが、当のハーバード生たちはその「力作英文資料」に2秒ほど目線を落として、捨ててしまいます

それをされた日本側の団体は、日本人だけの反省会の場で、「アメリカの学生は無礼だ」と私に怒りをぶつけます。これが起きるたびに、私は、「なぜ、資料が捨てられたその場で、アメリカ人学生に『無礼だ』と言わないのか、私にいまさら言っても彼らは帰国している」「なぜ、資料を配布するその場で『これを読んでおいてください』ではなく、『この資料がいかにこのイベントの要でありものすごいものであるのか』を口頭で説明しないのか」と言うことになるわけです。

ハーバードの学生は「重要性を感じないもの」を丁寧に読んではくれなかった・・・ある意味では当たり前のことである Photo by iStock

グローバル社会では、重要性と希少性を説明しない限り、たとえいわゆる目上の者が作成したプレゼンでも資料でも見向きもされません。ここを取り違えずに、ロジックを出していく必要があるのが、これからの子どもたちです。