「空気を読む」あなたが英語が苦手になる究極の理由、教えます

英検も制覇する「ハーバード流」学習法
廣津留 真理 プロフィール

日本語と英語の構造は別物

つまり、文化的・社会的背景が比較的似通ったムラ社会でのコミュニケーションツールとしての日本語と、主張しなければ何も始まらない英語は別物なのです。「空気を読む」「阿吽の呼吸」が通用しないグローバル社会を生き抜くには、“違っていることが大前提”の相手を納得させるだけの論理性が、コミュニケーションの基礎となります。

ところが、曖昧さにどっぷり浸って育つ日本人は、この論理的思考、つまりロジカルな思考法が非常に苦手。これが英語の構造にどうしても馴染めない理由です。

では、英語的な論理=ロジックとは何でしょうか。簡単に言うと、英語の論理は、introduction(イントロダクション=序論)→body(ボディ=本論)→conclusion(コンクルージョン=結論)、これだけです。「なあんだ、日本語でも習ったよ、起承転結と同じじゃないか」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが別物なのです。

 

ロジカル英語の構造とは

英語の「序論」のポイントは2つ。「今日のテーマは○○です」(topic)、「テーマについての私の主張は●●です」(thesis statement)と、先にテーマと結論を言ってしまいます。当たり障りのない天気の話などでスピーチを始めて、最後にならないと結論が分からない日本の序論とは違うのです。

次の「本論」は、thesis statement(一番言いたいこと)をこれでもかとサポートする具体例を、優先順位に従って複数入れます。

最後の「結論」は、thesis statement(一番言いたいこと)をもう一度繰り返してまとめます。どうですか。日本で習った起承転結とずいぶん違いますね。

【ロジカル英語の基本構造】

ステップ1 序論 自分の言いたいことを先に言う。

ステップ2 本論 自分の言いたいことが正しいと証明する具体例を優先順位羅列する。

ステップ3 結論 自分の言いたいことを繰り返してまとめる。

このように、自分の言いたいことから先に伝えると、相手の貴重な時間を無駄にしません次に、なぜそういう結論に達したかを具体的に説明すれば、こちらの主張に納得してもらえます。これは討論(ディベート)、交渉(ネゴシエーション)、発表(プレゼンテーション)といった、グローバル社会に必須のスキルの土台、「グローバル地頭」の基本となるものです。