「自撮り」に甲子園球児ばりに青春を捧げた女子高生の末路

遺影は「盛れてる」写真にしてください
もーちぃ プロフィール

自分が実物ブスだと気付く

中学校2年生の夏頃、私は原宿を中心として活動しているティーン団体に入った。そこにはアイドルやモデルを目指している子や、流行に敏感な女子が集まっていて、私は自分が自撮り画像だけが可愛い「実物ブス」だったことに気づいた。

中学生の時に撮影した団体メンバーとの写真

団体のなかでも可愛い子は可愛い子と仲良くするので、ブスな私は明らかに浮いていていた。これは早急に、可愛くなる必要がある!と思い、画面越しではなく現実でも盛れるメイクを勉強することを決意した。

雑誌を読み漁り、重要なページは切り取ってノートにまとめ、安いコスメを買っては家でメイクの練習をした。はじめてカラコンを買ったのもこの頃だった。中学生の自分には高価なものだったが、カラコンという人工的な力に頼ることによって、素材が悪い自分もまともになった気がした。

 

可愛くなったのにモテないってまじか

メイクを覚えてからティーン団体でもある程度なじむことができるようになり、友達もできた。「今日のメイクかわいいね!」と団体に入った当時まぶしい存在だった女子に言われたりもした。反応が変わったのは彼女たちだけではなかった。家族、男友達が「ちゃらい」「ケバい」「汚い」と私をディスるようになった。カラコンにつけまつげを着けたいわゆるギャルメイクをした私に特に家族はがっかりしたようだった。

男子受けが悪かった頃のメイクの著者

男子にはモテたいものの、「ナチュラルメイクは元がいい子がするもの!」と考えていた私にとってメイクを薄くするということは考えられなかった。そんな時、雑誌を見ていて出会ったのが「ナチュラル『風』メイク」だった。ナチュラル「風」メイクとは、しっかりとメイクはしているが、色味や方法を工夫することによってメイクを薄く見せるメイク方法で、実際の作業量はギャルメイクと同じ、もしくはそれよりも多い。

ナチュラル「風」メイクをした著者

唇や目元などをパッと見て「メイクが濃い!」と判断する男性を「この子、メイクが薄いのにかわいい!」と思わせるにはもってこいのメイクであるため、現在でも多くの女子が男性に会うときこのメイク方法を使っていると思う。私もナチュラル「風」メイクを習得してから、男性と会うときは必ず実践するようにしていて、家族や男性からもギャルメイク時代より高評価を貰うことが多くなった。