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タイでゴーゴーボーイをお持ち帰りする日本人女性の「目的」

で、持ち帰ってナニするの?

全裸水中バレエ

「ボーイズゴーゴーバー」という場所に初めて足を踏み入れたのは、おおよそ15年くらい前のことだったと思う。日本でSMクラブに勤めている女友達と、タイ旅行に行った時のことで、どうしてボーイズゴーゴーバーに行くことになったのはわからなかったけれど、とにかくわたしたちは、そこがどのような場所かもろくに知らずに、好奇心の赴くまま足を踏み入れたのだった。

初めてのボーイズゴーゴーバーは、控えめ言ってもかなり衝撃的だった。

ステージの上にずらりと並んでいる若い男の子たちはみんなブリーフ1枚で、なかには屹立させたペニスの先っぽを、にょきりとブリーフの上部からはみ出させている者もいる。

みな番号札を身に着けていて、その番号を従業員に伝えて指名すれば、隣に座ってもらい、一緒に飲むことも出来るし、なんなら、店外に連れ出すことも出来るという。全裸水中バレエや全裸ダンス、そして男性同士のドッキングまで行われる圧巻のショータイムを堪能した後、そろそろ帰るにあたり、我々はひとり、ボーイを持ち帰ることにした。

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ゴーゴーボーイを持ち帰り――いわゆる“ペイバー” ――をするのに、7千円ほど支払った。高いのか安いのかはわからなかった。連れ出してはみたものの、彼とセックスすることを望んでいたわけではない。ただ、なにか面白いことは期待していた。

連れ出されたゴーゴーボーイの彼(名前は失念した。年齢はたぶん20代前半。長髪でタイ版の江口洋介みたいな感じだったと思う)は、わたしたちのホテルへと向かう道すがら、突然、「婚約者がいるからセックスは出来ない」と言い出した。

ペイバーを受け入れた後、しかもちゃんとおおよそ相場だと思われる金額を受け取っておいて、それはない。けれど、わたしも友人女性も、もともとセックスをする気はなかったので、”OK, no problem”などと片言の英語で適当に返事をし、そしてホテルへ戻ると、さてどうしようかという話になった。

 

連れ出したはいいけど、何をしていいかわからずに、まったく手持無沙汰になってしまったのだ。ホテルの一室に、次第に気まずい雰囲気が漂いだした。どうしたらこの状況を打破できるのか。

すると、おもむろに、女友達がたまたまというか、わざわざというか、とにかく日本から持ってきていた浣腸器を取り出して「エネマOK?」と尋ねた。彼は頷き、そしてどうしたことかわたしたちは彼にエネマプレイをすることになったのだった。

という、まことにひどい想い出がある。同意の上とはいえ、日本人の若い女ふたりに浣腸をされるという謎の展開に彼も面食らったに違いない。ただ彼には申し訳ないが、このことがあったおかげでとても旅が印象深いものになったことも事実だ。