「紀州のドンファン」が明かす、高級交際クラブの世界

マネをしてはいけません
野崎 幸助

無駄を省く

「社長、この娘はいかがですか?」

業者さんには「背が高くてボン・キュッ・ボン」という私の好みがインプットされていますから、新しい女性会員が入って私の好みだと判断すればメールで写真を送ってくださります。まあ、お見合い斡旋所みたいなものと考えてくださればいいのです。私は結婚願望がありますから、その意味において不純ではないのです。一流企業の創立者とか大金持ちの方が会員になっているようですが、詮索することはしません。

業者さんは有名芸能事務所やモデル事務所とパイプを持っているようで、これも詮索しないことにしています。タレントの卵とかモデルさんは東京にはゴロゴロいて、競争が激しく食べていくのも大変だということも知っておりますので、そのような方々が交際クラブに登録しているようです。

入会金以外に紹介される度に紹介料として業者さんに5万円ほど支払います。管理売春に抵触したら大変ですので、業者さんは紹介したら「後はお互いに勝手にどうぞ」というシステムです。

 

私は複数のクラブと契約をしていますので、頻繁に写真が送られてきます。そこには身長・体重とスリーサイズが記されております。しかし、

「オッ!」

と食指が動くケースはそうないのも事実です。ストライクゾーンが狭いのは今さら直せないのです。キャバクラ店の店頭に飾ってあるような写真を加工したものもあります。

私が契約している交際クラブはそのようなことをしないので好感が持てますが、会ってみて写真と実物が違っていればどうせ客からクレームがきますので、信用問題として質の高い業者さんはそのようなことはしないようです。

会った瞬間に「こりゃあ、ダメだ」と思う娘もおります。そのときは、交通費を負担してバイバイということになります。食事だけしてサヨナラという方も少なくありません。

「事務所の社長からお金持ちと食事をすればお礼が貰えると言われて来たんです」

会ったタレントやモデルの卵さんたちはそうおっしゃいます。最初はお互いに緊張して腹の探り合いですが、飲食を共にすればある程度の性格は分かるというものです。

銀座や新地の高級クラブのホステスさんを口説くのには時間も金もかなりかかります。その点、交際クラブはある程度自分の好みどおりのべっぴんさんと最初から会えますので、無駄な時間も金も省くことができるのです。