体調が良くなる「朝・昼・晩」の最適体温、教えます

上げる方法も下げる方法もある
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続いて、午後。この時間帯には運動の「ゴールデンタイム」が存在する。

「一日でもっとも体温が上がる『ゴールデンタイム』は、午後3時~5時頃です。このタイミングで体を動かし、十分に体温を上げられると、夜に向けて体温が下がりやすくなっていく。健康的な体温のリズムがつくことで、夜には良質な睡眠をとることができます」(前橋氏)

 

ウォーキングや体操など、運動をするなら、午後から夕方がオススメだ。体温の理想的なリズムをつくりやすい。

高齢者の約3割は不眠に悩んでいるという指摘もあるが、これは、午後にしっかりと体温を上げられていないからだ。

会社員には、ゴールデンタイムに体を動かすのが難しい人もいるだろうが、そういう場合には、外出した際に意識的に歩いたり、オフィスにいるときに体操をするだけでも効果があるという。

夜は、体温を十分に下げることが、翌日に向けてコンディションを保つために重要だ。何より大切なのは、「入浴」。生命創成探究センター・温度生物学研究グループの富永真琴教授が言う。

「風呂に入ると、いったん体温が上がりますが、その後、体は熱を逃がそうと皮膚血管を開き、放熱します。すると体温が一気に下がり、入眠しやすくなるのです。就寝前の入浴は、いい睡眠をとるために欠かせないものです」

体温は健康状態のサインとなり、それを調節することで、日々を快適に楽しく過ごせる。簡単に測れる身近なこの数字を、活用しない手はない。

「週刊現代」2018年4月28日号より