地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
この日、東京の工部大学校(現・東京大学工学部)が日本で初めて気球を空に浮かせることに成功しました。
この実験では、空気より軽い気体といわれていた水素、石炭ガス、アルコール蒸気が込められた3つの気球がもちいられました。もともとは、西南戦争での利用を目的として軍からの要請で行われたものでしたが、実際に気球が戦争で使用されることはなかったそうです。
現在の「熱気球」は、空気より軽い気体を使うのではなく、温められた空気を使って浮力を得ています。どうして熱した空気は軽くなるのか? 水素などを使う気球と熱気球とではどちらが浮力が大きいのか? といった疑問は下記のオススメ関連書籍を読めばバッチリわかります!
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重要だけれど「ちゃんと理解していない分野」の代表ともいえる熱力学と統計力学を、山登りや気球など、具体的なイメージから学ぶことができます。