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「伸びしろのある会社」が丸わかり!実名・2018年春「会社番付」

就活生、転職希望者必読!

上位には東京エレクトロンや丸井グループが入り、資生堂、住友不動産も高評価。就職人気ランキングではわからない会社のリアル。

堂々1位は社員に優しい100年企業

東京都内でもっとも坪単価が高い駅として知られる青山一丁目駅。

その地下鉄駅から直結する超一等地に立つオフィスビル・青山ビルに、今回、「会社番付」のナンバーワンになった東海カーボンの本社はある。

上層階のオフィスフロアーから外に視線を向けると、大きな窓の向こうに赤坂御用地の緑が広がるその景色は壮観。ビルから一歩外に出れば、青山通りに最先端のアパレルショップやレストランが立ち並び、そのオフィス環境は抜群である。

あまり聞き慣れない社名かもしれないが、今年4月に創立100周年を迎えた老舗で、カーボン(炭素)業界のパイオニアとして知る人ぞ知る超優良企業。

昨年度に増収増益を達成し、今年度も前期比3倍超の利益予想を掲げるなど、業績好調街道を猛進中なのだ。

 

「東海カーボンが得意とするのは、鉄スクラップ材を溶かす電炉で使われる『黒鉛電極』という製品なのですが、これが中国でものすごく売れています。

かつて中国では粗悪鋼材を大量生産していたが、環境に悪いということで中国政府が一昨年から規制に乗り出した。結果、環境規制に対応した黒鉛電極の需要が急増しているんです。

中国で新たに発生した需要量は日本で生産される鉄鋼量の約1年分に相当するともいわれ、出荷量を増やしてもまだまだ品不足。それで販売単価も上がってきて、まさに活況状態です」(岩井コスモ証券投資調査部長の有沢正一氏)

そんな東海カーボンでは昨年冬のボーナスが前年比で約1.5倍になったという。

同社は中国、アメリカ、欧州にも拠点を持つグローバル企業で、従業員数は全世界で約2100名。儲かった利益はそのまま還元する「社員に優しい会社」ともいえる。

「東海カーボンは電気自動車(EV)に使われるリチウムイオン電池の重要部材も手掛けています。これからEV時代が本格化するなかで、EV関連製品の売り上げ増も期待されている」(経済・金融アナリストの津田栄氏)

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いまは就活シーズン真っ盛りだが、学生が選ぶ就職人気ランキングでは見つからない「真の優良企業」だろう。