朝鮮労働党幹部が激白「拉致被害者は返せない。なぜなら……」

訪朝を画策する安倍総理へのメッセージ
近藤 大介 プロフィール

次はプーチンと会談

――米朝首脳会談が開かれるとしたら、会談場所はどこになるのか。

「アメリカやヨーロッパで行うことはないだろう。元帥様が、『列車で移動できる場所』を希望しておられるからだ。

文在寅政権は、世界に向けて和解をアピールするという意味で、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた板門店を勧めている。

一方、習近平主席は『北京でやったらどうですか』と、元帥様に提案したようだ」

――プーチン大統領との首脳会談は準備が進んでいるのか。

「ロシアは中国と並ぶ伝統的な友好国であり、(3月18日に)プーチン大統領が再選されたのだから、元帥様が直接会って祝辞を述べるのは、当然のことだ。

プーチン大統領が、極東のウラジオストクを訪問するのに合わせて、朝ロ首脳会談を行う段取りになるだろう」

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――北朝鮮は、今後は昨年までのような恫喝外交は行わないと考えてよいのか。

「それはひとえに、トランプ政権次第だ。トランプ政権がわが国に対する敵対視政策をやめるなら、わが国も拳を振り上げる理由はない。

今年の年末には、ノーベル平和賞の授賞式に、元帥様と文在寅大統領が揃って並んでいるかもしれないぞ」

 

まさに言いたい放題だが、北朝鮮が「拉致被害者が全員死亡した」と言い続ける限り、安倍総理が訪朝する意味は少ない。支持率アップを狙って強引に訪朝しても、しっぺ返しを喰らう可能性が高いだろう。

ただし、4月18日にフロリダでトランプ大統領との日米首脳会談を終えた後、トランプ大統領の「特使」の役割で、そのメッセージの伝達役として訪朝するという手はある。

いずれにしても、この春から夏にかけて、朝鮮半島情勢から目が離せなくなることは間違いない。

「週刊現代」2018年4月21日号より